プロスポーツ試合と照明

西武球場

写真1.背景の緑が美しい西武球場

スポーツ施設の照明では、プレイヤーが競技しやすいことはもちろん、プロスポーツ試合では、観客からの見え方や、中継時のテレビ映りなども考慮されています。また、上空に上がったボールも見えるように上空に向けての照明も設置されています。ドーム球場のような多目的に使用される施設では、展示会やコンサートなども想定し、いくつかの点灯パターンが組み込まれています。

写真1は、埼玉にある西武ドームですが、V字の支柱でドームが支えられており、観客席とドームの間は全周開放されています。開口部からは、風が抜け昼間は狭山丘陵の緑がきれいに見えます。

グラウンドの視点

写真2.グラウンドの視点

ちょうど西武球場に訪れた日は、試合後に一般の人がグラウンドに入って野球体験ができるイベントを行っていました。野球場のグラウンドに立つとナイターでも昼間のように明るく感じますが、実際はどのくらいの明るさなのでしょうか。

一般的に、スポーツ施設の照明では、まずグラウンドの明るさと、ムラがないことが求められます。少し難しい話になりますが、空間の中で最も暗い最小照度を、平均照度で割った値を「均斉度(きんせいど)」と言い、例えば、平均照度1000lx(ルクス)の空間で、もっとも暗い場所が100lxであれば、均斉度0.1となります。

次のページでは、「野球場の明るさと均斉度」についてご紹介しています。