SUBARU(スバル)/BRZ

ドライブする楽しさを直感させてくれるスバルBRZ(2ページ目)

2012年3月の発売から半年が経過したスバルBRZだが、あいかわらずバックオーダーを抱え、納車まで何ヶ月もかかるという状況が続いている。これほどの人気を集めているBRZをひさびさに拝借して試乗。その魅力をあらためて探った。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

気持ちよいハンドリング

スバルBRZ

スバルの第3世代ボクサーエンジンであるFB型をベースに、トヨタの直噴技術D-4Sを組み合わせ、スポーツエンジンに相応しい高出力とレスポンス、優れた環境性能を実現。最高出力147kW[200ps]/7000rpm、205Nm[20.9kgm]/6400~6600rpmのスペック


やはりそれらはエンジンパワーやエンジンレスポンスが十分に高いからこそ活きてくるもの。リッター当たり100psを実現した新開発の直噴ボクサーエンジンは、低回転から力強く、アクセル操作に対してリニアにパワーを生み出し、踏み込めばレッドゾーンの7400rpmまでストレスなく痛快に吹け上がります。吸気サウンドを取り込んでコクピットに伝えるという機構による演出もスポーティムードを高めています。
スバルBRZ

Cd値は0.27と低い。ワイド&ローのスタイリッシュなクーペボディとしながら、2+2の居住空間や十分な容量を確保したトランクなど実用性も両立


そしてBRZは、ハンドリングも気持ちいい。クイックなステアリングと、引き締められた足まわりを持つBRZは、ステアリング操作に対して遅れることなく、極めて正確に、イメージしたとおりに一体となってクルマが反応してくれます。さらに、極限まで重心を低くしたことが効いて、ロール慣性モーメントが小さく、コーナーで内輪が浮き上がる感覚が非常に小さい。そして、たとえ飛ばさなくても、街中の交差点だろうと、その優れた操縦性を味わうことができます。ステアリングを切ることそのものが楽しみになるクルマです。
スバルBRZ

タイヤサイズは215/45R17。冷却効率向上のため、開口面積の大きなデザインとした軽量高剛性の17インチホイールとの組み合わせ


もちろんスポーツカーは走りが命。何かが突出しているわけではないけれど、ドライブしていて本当に楽しい。運転して楽しいと感じるいろいろな要素を上手く身に着けているから、いろいろなシーンでわかりやすく楽しさを体感させてくれる。BRZはそんなクルマ。この時代にあえてスポーツカーに乗ろうというファンの方々の期待に十二分に応え、そして期待を超えるドライビングプレジャーを感じさせてくれるクルマです。
スバルBRZ

ボディサイズは4240mm×1775mm×1300mm。ホイールベースは2570mm。車両重量はSグレードのATで1250kg



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