Evernote、Facebookとの連携機能も用意
本の内容に、直接メモを記述できるのも、ユニークなポイントといえます。メモはテキストによるものだけでなく、手書きで直接画面にメモをすることも可能。紙の本に、ペンで重要な箇所を囲んだり、線を引いたりするのと同じことができるというのは、特に実用書などを読む上では便利でしょう。またPRS-T2は辞書機能を備えており、分からない単語を選択して直接本体内の辞書で意味を調べることも可能です。難しい単語が登場する本を読む時は、お世話になることも多いのではないでしょうか。
そしてもう1つ、PRS-T2はクラウドサービスの「Evernote」と、SNSの「Facebook」との連携を備えているのも、大きな特徴となっています。Evernoteとの連携では、選択したテキストをEvernote上にクリップしたり、逆にEvernote上にあるテキストを読んだりすることができます。
一方、Facebookとの連携では、テキストの一部を選択して投稿することが可能になります。機能としてはまだ限定されていますが、特にEvernoteとの連携は、活用範囲を広げる上で便利なのではないでしょうか。
EvernoteやFacebookとの連携ができることからも分かる通り、PRS-T2はWi-Fiによる通信機能を備えています。3Gによる通信機能は搭載していないのでどこからでも、という訳にはいきませんが、自宅のWi-Fi環境や、外出先のWi-Fiスポットなどを利用すれば、インターネット接続も容易にできることでしょう。
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