白黒反転の回数を抑えて一層見やすく
PRS-T2は、小説などの文字コンテンツと、漫画などの画像系コンテンツの閲覧が可能です。電子ペーパーを用いるため表示は全てモノクロですが、その分目に優しく、また長時間の利用も可能となっています。電子ペーパーを採用した電子ブックリーダーを使っていると気になるのが、ページをめくる時、一瞬画面が白黒反転してしまうことです。これは電子ペーパーの特性上残像が残りやすく、それをリフレッシュするために実施しているのですが、頻繁にページをめくる時は、これが意外と気になって見づらく感じることが少なくありません。
ですがPRS-T2の場合、この反転設定が標準でオフになっている上、小説などでは白黒反転が起きる頻度が15回に1回と非常に少ないので、反転による違和感が抑えられています。長時間読書をする上で、これは非常に大きなメリットになるといえるでしょう。
他にも見やすさを実現するための仕組みは多く用意されており、特に文字コンテンツにおいては、8段階にわたって文字サイズの変更が可能です。さらにスマートフォンでいうところのピンチイン・ピンチアウトによる操作でも文字の拡大・縮小ができることから、場面に応じた調節がしやすくなっています。
次のページでは、Evernoteとの連携機能について、解説します。