新型ノートはコンパクトカークラスの横綱フィットに勝てるか?
すでに新型ノートの試乗車がディーラー並んでいる。メーカー主催のメディア向け試乗会はまだだけれど、早速チェックしてみた。果たしてお買得と言えるクルマだろうか? 唯一無二のライバルとなりそうな、加えてコンパクトカークラスで最も売れているフィットと比較してみたいと思う。ブレーキを離すと、約0.4秒で再始動するというアイドリングストップを搭載
まずスペック&価格。ボディサイズは極めて近い。今までフィットが優位点としてきた「室内の広さ」も大差ないレベル。デザインを含め、互角と言ってよい。となれば価格です。新型ノートの売れ筋グレードになりそうなのは1.2リッター3気筒エンジン搭載の『X』(129万8850円)。
ちなみに初期受注については、1.5リッターエンジン相当のパワーを持つスーパーチャージャー付きが売れているというけれど、やがて逆転すると思う。対するフィットは、ETC車載器を標準装備する132万円の『13Gスマートセレクション』。装備内容的にノートのXとイーブン。
しかし! 両車には試乗すると誰にでも解るほど違う部分がある。まず「アイドルストップ」。新型ノートはアイドルストップを標準装備。アイドルストップ車に乗り慣れている人なら、信号待ちでエンジンが掛かっていると野蛮に感じてしまう。とはいえ燃費を見ると案外と差がない。
JC08燃費は新型ノートの22.6km/Lに対し、フィット21km/Lなのだった。実際、夏場などエアコン付ければアイドルストップする時間が大幅に少なくなるし、ヒーター使う冬場だと、乗り始めてから10分くらいエンジン止まらず。通年を通して考えると無視できるレベルか?
上質感にこだわったというインテリアデザイン