ペット保険の最新事情とペット保険比較(2ページ目)

ペット保険最新比較

ペット保険各社の主要な特徴をいくつか挙げて比較してみます。最初に損害保険3社、次に少額短期保険6社です。

＜比較項目用語についての補足＞
※窓口精算とは動物病院で保険金の精算（支払い）もその場で行うこと
※補償割合とは、実際に負担した医療費に対して補償される割合。例えば70％なら30％が自己負担（ただし限度額はある）

損害保険会社のペット保険

■アイペット損害保険株式会社
対象動物 ： 犬、猫
新規加入年齢 ： ～12歳11カ月
補償内容 ： 補償割合50％、70％
窓口精算 ： 提携病院で可
割引制度 ： 多頭割引、無事故継続割引
コメント ： 窓口精算が可能。動物の数が多い場合は多頭割引が使える

■アクサ損害保険株式会社
対象動物 ： 犬、猫
新規加入年齢 ： ～13歳
補償内容 ： 補償割合50％、70％
窓口精算 ： 不可
割引制度 ： インターネット割引、マイクロチップ割引
コメント ： 新規加入年齢が比較的高いのが特徴。24時間ペット健康相談サービスが付帯

■アニコム損害保険株式会社
対象動物 ： 犬、猫、鳥、うさぎ、フェレット
新規加入年齢 ： ～10歳11カ月（犬、猫）　～7歳11カ月（鳥、うさぎ、フェレット）
補償内容 ： 補償割合50％、70％
窓口精算 ： 提携病院で可
割引制度 ： マイクロチップ割引、継続割引、多頭割引
コメント ： 提携病院での窓口精算が可能で、犬・猫以外も取り扱いがある

少額短期保険業者のペット保険

■日本アニマル倶楽部株式会社
対象動物 ： 犬、猫、うさぎ等小動物、鳥類、爬虫類
新規加入年齢 ： 動物ごとに異なる。犬も小型・中型・大型で一律ではない
補償内容 ： 保険料が日額で設定される5つの定額プランから選択
窓口精算 ： 不可
割引制度 ： インターネット割引（犬・猫のみ）、多頭割引、福祉割引
コメント ： 取扱動物の種類が多く、保険金の支払いも補償割合ではなく定額払い

■株式会社FPC（2015年8月28日時点の情報）
対象動物 ： 犬、猫
新規加入年齢 ： ～9歳未満
補償内容 ： 補償割合50％
窓口精算 ： 不可
割引制度 ： なし。
コメント ：犬・猫は8歳まで一律料金。料金体系がわかりやすい（保険料がアップするタイミングは2回）

■株式会社ペッツベスト少額短期保険株式会社
対象動物 ： 犬、猫
新規加入年齢 ： ～16歳11カ月
補償内容 ： 補償割合80％（プランによって支払い限度額が変わる）
窓口精算 ： 不可
割引制度 ： なし
コメント ： 新規加入年齢が高く、補償割合も80％と手厚い補償内容

■ペット＆ファミリー少額短期保険株式会社
対象動物 ： 犬、猫
新規加入年齢 ： ～満7歳以下
補償内容 ： 補償割合50％、70％
窓口精算 ： 不可
割引制度 ： なし
コメント ： シンプルな補償内容

■ペットメディカルサポート少額短期保険株式会社
対象動物 ：犬、猫
新規加入年齢　： ～8歳11カ月
補償内容 ： 補償割合50％、70％、100％　
窓口精算 ： 不可
割引制度 ： なし
コメント ： 補償割合50％、70％の他に100％のプランまである

■もっとぎゅっと少額短期保険株式会社
対象動物 ： 犬、猫
新規加入年齢 ： ～9歳未満
補償内容 ： 補償割合50％、70％
窓口精算 ： 不可
割引制度 ： インターネット割引、多頭割引、マイクロチップ割引、無事故割引
コメント ： 割引制度が多いのが特徴

■日本ペット少額短期保険株式会社
対象動物 ： 犬、猫
新規加入年齢 ： ～11歳未満
補償内容 ： 補償割合50％、70％、90％
窓口精算 ： 不可
割引制度 ： インターネット割引、多頭割引、マイクロチップ割引、無事故割引
コメント ： 補償は日額や回数の制限なし（年間の金額制限のみ）。割引も豊富

このように、損害保険、少額短期保険のペット保険も各社いろいろと違いがあります。ペットの医療も人の医療と同じように高度化・高額化しており、ペットの寿命も延びています。必ずしもペット保険に頼る必要はありませんが、医療に限らずペットにかかるお金について一度じっくり考えてみてください。

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