ペット保険は新規の時点できちんと選定を

初期の段階で一生付き合える保険会社を選ぼう

初期の段階で一生付き合える保険会社を選ぼう

損害保険商品の多くが1年契約であることから、火災保険でも自動車保険(注1)でも、毎年のように保険会社・保険商品の見直しを行うことが可能です。

一般的に、火災保険には「継続割引」のようなものはないので、毎年のように保険会社を変えたとしても特段の問題は生じない気がします。一方、自動車保険については、事故の有無によって「等級制度」による割増引きが継承されるため、なんとなく保険会社を変えてはいけない気がしますが、実際のところは保険会社を変えたとしても割増引きは継承され、契約者に特段の不便が生じるわけではありません。

ただ、ペット保険についてはペットの年齢による加入の制限(注2)があることと、新年度契約については待機期間(後述)があることから、新規に加入する時点で、ペットの一生を付き合ってもらう保険会社の選定が必要だと思います。

初年度契約には「待機期間」がある

アクサ損害保険とアニコム損害保険のペット保険の補償内容を丁寧にみていくと、「初年度契約に限って『待機期間』がある」といった内容の記載があります。待機期間とは、本来はペット保険の補償対象の事故であっても、その期間に発生した保険事故については補償の対象としないとする期間のことです。そして、待機期間について両者の内容を簡単に紹介すると、「ケガについては両社とも待機期間を設けていない」「病気(疾病)については両社とも30日間の待機期間を設けている(ただし、アクサ損害保険はガンについて120日間の待機期間を設けている)」といったところです。

これは、損害保険会社の側からみた場合に、契約者となる皆さんが「実は既にペットが病気なのを知っていて保険に加入する」といった問題を回避するための仕組みだと考えたら理解がしやすいと思います。だからこそ、「偶然」と考えやすいケガについては待機期間が設けられていないのだと思います。

同じ保険会社で継続すれば「待機期間」問題は回避できる

極端な事例ですが、例えばアクサ損害保険とアニコム損害保険の2社のペット保険に毎年交互に加入するとなると、疾病(注3)について毎年おおむね11カ月しか補償されないことになってしまいます。

繰り返しになりますが、「待機期間」は初年度契約に限った制約です。将来、補償内容の改定や保険料の改定によって、保険会社を変えざるを得ない事態は発生し得ますが、差は去りながら、ペット保険についてはできるだけ、初期の段階で契約者にとって将来を含めて最良の保険会社を選択することをお勧めします。


(注1)本稿において特段の記載がない限り、「自動車保険」は任意保険のことをいう
(注2)ペット保険に加入できる年齢・補償を受けられる年齢
(注3)ガンを除く疾病について記載している


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