自動車保険/自動車保険の等級制度とは

2013年10月より事故有等級が導入

2013年9月までは事故を起こして保険を使えば3等級ダウンです(ダウン事故の場合)。しかし2013年10月より「事故有等級」が導入されます。事故を起こすと割高の保険料を支払うことになります。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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自動車保険は1年間無事故で過ごすと1等級ずつ等級が増えて、少しずつ安くなっていきます。積み上げた等級は、ダウン事故1回で3等級下がります。それだけでも負担増でしたが、2013年10月以降はペナルティ的に事故有等級が適用され大幅負担増になります。

3等級下がるダウン事故とは?

事故を起こして保険を使うとダウン事故なら3等級下がりました。表では12等級の人の場合、9等級となり割引質が45%→33%となっていました(2013年9月末まで)

事故を起こして保険を使うとダウン事故なら3等級下がりました。表では12等級の人の場合、9等級となり割引質が45%→33%となっていました(2013年9月末まで)


保険でダウン事故とは以下のようなものを言います。
「相手にケガをさせた」→対人賠償から保険金
「相手の車を壊した」→対物賠償から保険金
「自分の車が大破した」→車両保険から保険金


これらの事故で保険を使うと契約者の現在の等級から3等級下がります。15等級なら12等級、12等級なら9等級となるわけです。等級が下がると、割引率も変わります。
  • 15等級55%割引 → 12等級45%割引
  • 12等級45%割引 → 9等級33%割引
この変化により「事故を起こすと保険料が上がる」ことになるのです。しかしこれは2013年9月末までのお話しです。

2013年10月より改定!各損保が決定

事故を起こした人と無事故の人とでは適用される割増引率が変わります。これまで事故で保険を使った時以上に負担が大きくなります。 (三井住友海上火災保険株式会社「自動車保険の改定のご案内」より)

事故を起こした人と無事故の人とでは適用される割増引率が変わります。これまで事故で保険を使った時以上に負担が大きくなります。 (三井住友海上火災保険株式会社「自動車保険の改定のご案内」より)

2012年夏、大手損保を中心に等級制度の改定がリリースされています。そのなかで2013年秋より等級制度が改定される旨が記されています。
「いままで1本だった等級別の割増引率が無事故と事故有の2種類に変更」…つまり、同じ等級であっても事故のあった人となかった人では割増引率が変わってくるのです。 さらに、この事故有等級は1年間ガマンすれば終わるものではないようです。

事故有等級ってどうなる?何年間このまま? >>>

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