留学/留学までの流れ

留学する際のお金の持っていき方(2ページ目)

海外留学が決まって、留学準備中の学生にとって、最後の悩みどころのひとつが「お金の持っていき方」。現金、トラベラーズ・チェック、国際キャッシュカード、クレジットカードの善し悪しを紹介。

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド


トラベラーズ・チェック(T/C)のメリットとデメリット

トラベラーズ・チェックとは、旅行者用の小切手で、現金以外のお金の持っていき方として最もポピュラーなものです。基本的には渡航前に渡航先国で利用可能な通貨のものを購入します。

銀行、郵便局、旅行会社などの特定の店舗で購入する事ができ、最近ではインターネット上で申込み、来店しなくても済むサービスを行っている会社もあります。

購入者は、購入時に自身のサインを小切手にあらかじめしておきます。現地で使用する際に、券面にあるもう一箇所の欄に同じサインをすることで、不正使用が防止されるというものです(両替時にパスポートが必要)。使用の都度、どの券面をどれだけ使用したかを控えておけば、仮に盗難に遭っても、所定の手続きを行えば、現地での未使用分について再発行をしてもらえます。

トラベラーズ・チェックにはこうしたメリットがあり、「もしも」のときのリスクヘッジには有効なのですが、反面、日本で購入するという手間や、現地で両替所を探す必要があるという面倒な点もあります。両替率は現金より有利ですが、発行・両替には基本的に手数料がかかります。

ちなみに、ガイドは十年前ほどから、次に紹介する国際キャッシュカードを利用し、物品の購入とレストランはカード、小銭の補充は国際キャッシュカードから引き出すという使い方をしています。

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