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夜遊び上手の片泊まり宿 郡上八幡「中嶋屋旅館」(3ページ目)

片泊まりの宿に泊まったことはありますか?【片泊まり】とは夕食を食べずに朝食だけをいただく泊まり方。このタイプの宿の良さは、チェックインしたら朝まで自由に過ごせること。夕食もお酒も好きな所で好きなものを好きなだけ食べることができるので、夜遊びを楽しみたい人にはうってつけの宿と言えましょう。今回は「郡上おどり」で有名な、風情ある郡上八幡の旅館をご紹介。

山田 祐子

執筆者:山田 祐子

旅館ガイド


町民にまじってハシゴ酒

さあ、踊りが始まる前に、早めの腹ごしらえと景気づけに一杯いきましょうか!
ここ中嶋屋旅館は夕食が出ません。それに、ここは城下町。部屋の中にいてはもったいない!宿特製の飲食店マップを片手に町へ繰り出しましょう。

一軒目は、地元の人が愛する「ぱりぱり焼きそば」はいかがでしょう。具材も味付けも通常のソース焼きそばとあまり変りないのですが、とにかく麺がカリカリで超クリスピー!だからビールが進んでしまう。この焼きそばを出してくれる店は「かたぎり」と「まるみつ」がありますが、宿から近いのは後者です。
さて、ウォーミングアップが済んだら、次は寿司をつまみにいきましょうか。寿司屋は何軒かありますが、おすすめは「春吉」。気さくな大将から「郡上おどり」に関する情報も聞き出してしまいましょう。
中嶋屋

地元じゃ常識「ぱりぱり焼きそば」


下駄を鳴らして繰りだそう

中嶋屋

通りに連なる大きな提灯

お腹も満たされたところで、踊りにいきますか!
下駄を鳴らし、ほとばしる汗を袖で拭い、徹夜で踊り続ける「郡上おどり」。7月後半から町の何処かで繰り広げられ、9月上旬にはコンクールが行われ幕を閉じます(9/8(土)おどり収め/郡上おどり日程表)。
あまりにも有名になり過ぎて、いまでは参加者の大半が観光客。浴衣は持参できずとも、必須の3点セット(うちわ、手拭い、下駄)は手に入れましょう。

 

中嶋屋

長い輪をつくる郡上おどり

この郡上おどりは、農民の一揆を収めるべく「身分を関係なくして楽しめる行事」として企図されたのが起源とか。なので、観光客だからといって怯む必要はありません。遠慮なしに輪へ飛び込んでいきましょう!
踊りの指南書もありますので事前学習が理想ですが、付け焼刃でも大丈夫。自然に手足が動き出しますから。

 

中嶋屋

深夜まで待っていてくれたベカちゃん

疲れ果てて宿に着くのは深夜。
そーっと引き戸を開けると、薄暗がりに何やら二つの光が。
おおーっベカちゃんではありませんか。
三つ指姿に幻想を抱く殿方たち。萌えー!しちゃうかもしれませんよ。

 

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