船大工の里“宿根木”

花の木

離れの客室

“佐渡”と聞いて「金山がある島」だけだとしたら、少し残念な感じがします。そんな方に訪ねていただきたいのは、佐渡島の南部にある宿根木(しゅくねぎ)地区。かつて北前船で栄えた港町で、新潟県内で唯一の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

船大工達が作った独特の家屋が密集する町並みは、カメラ片手に歩くだけでも楽しいですよ。そんな古い港町の余韻を残しつつ泊まるなら「音楽と陶芸の宿 花の木」がおすすめです。

 

田園にたつ古民家の宿

花の木

離れからの風景

宿は海から少し離れた田園のなかにたつ一軒宿。春頃には椿の花が咲きほこります。客室は離れに5室と古民家の母屋に2室。いずれもバストイレ付きのシンプルな和室タイプです。離れの軒先に腰掛ければ、目の前には田んぼが広がり、その先には海も見えます。まるで田舎に帰省したかのように寛げる環境。心身ともにリラックスしてください。

 
お風呂は宿にありますが、車で約5分の「おぎの温泉」に出かけてみましょう。宿に申し出れば、なんと無料!になるチケットがもらえます。泉質はアルカリ性単純温泉。刺激が少なく、お子様にも安心な温泉です。なんといっても、浴室から眺める風景が素晴らしい。高台にたっているので小木の港が一望できます。

佐渡の恵み!魚と美酒

花の木

佐渡の恵みが勢揃い

夕食は、約150年前の民家を移築したという母屋でいただきましょう。居間に並ぶテーブルは佐渡産“たぶの木”の一枚板。コブとコブを合わせると一本の木になるそうですよ。

料理は佐渡近海の魚介を使った女将の手づくり。内容に合わせて3種類の料金から選びます。

 
料理に合わせたいのは佐渡の地酒。実は佐渡は美酒の島。島の南北には1000メートル級の山脈が伸びているので湧き水が豊富。そして、魚沼にも負けない米どころ。美味しい酒が出来るのも納得です。かつては200もの蔵があったそうですが今は6蔵。ほとんどが県内で消費されているようなので、これを機会に利き酒を楽しんできてはいかがでしょうか。

佐渡の音楽と陶芸を

花の木

佐渡産椿100%のオイル

こちらの宿のご夫妻は宿業だけではなく、地域活動にも熱心。まず音楽。佐渡といえば太鼓芸能集団「鼓童」が有名ですが、音楽人が集まりコンサートが開かれています。館内に飾られている陶芸作品はご主人のもの。島出身の陶芸家で、精力的に活動をされているようです。

また、女将さんは佐渡産100%の椿オイルを作っています。某一流化粧品メーカーに依頼したというパッケージもおしゃれ。帰りがけにはチェックしておきたい逸品です。
花の木

田んぼのなかに佇む宿


■佐渡・宿根木「音楽と陶芸の宿 花の木
■住所:新潟県佐渡市宿根木78-1
■TEL:0259-86-2331
■料金:1泊2食9450円/11000円/12600円(料理内容で3プラン)
■地図:Yahoo!地図
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