「水の町」郡上八幡で食べ歩き
荷物を下ろしたら、宿の周辺をお散歩してみましょうか。ここ、郡上八幡は城下町であるとともに、いたるところに水路が張り巡らされた水の町。昔から町民はその水で洗濯をしたり野菜を洗ったりしてきました。
まずは、玄関を右手に進んだところにある「やなか水のこみち」。柳並木に玉石が敷き詰められた小径は撮影スポット。風情がある水路ですが、その昔は遊郭への抜け道だったとか。
あら、いい香りがしてきましたよ。通りの向かいにある「やなか屋本舗」では、アユを店頭で焼いています。なにせ、町を横切る吉田川は、天然アユの漁場として有名な長良川の支流。その味は間違いなし。
もう一つ美味しそうなものを見つけましたよ。「水まんじゅう」ですね。たっぷりと水が張られた水槽にカラフルなお猪口浮かんでいます。渡すときに湧き水をサッとかけてくれるのが嬉しい。いっそう冷え冷えになって、ツルンと喉を通っていきます。
その他にも、水に親しめるところがたくさん。宿の裏手にある「井戸端こみち」にはビールやスイカが冷やしてあったり、吉田川を旧市街の方へ渡った「宗祓水」は、なんと環境省「名水百選」の第一号に選ばれた由緒正しき湧水です。今でも飲料水や生活用水として大切に使われていますので、決して手足を冷やしたりしませんようご注意を!
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