期待がかかる庭園照明
写真1.緑や花を楽しむ庭
多くの家庭で、庭は緑や花を楽しむ観賞用として使われています。そのため植物以外に、例えば日本庭園様式であれば灯籠や路地、手水鉢などが置かれることもあります。夜は昼間の庭とは一味違った風景も楽しみたいですが、残念ながら日本では、そのような文化があまり根付いていません。庭に明かりがあるとすれば、防犯用としての役割が強く、観賞用の照明とはほど遠い場合が多いと思います。
写真2.昼間とは一味違った夜の庭
庭は、室内の照明と違って天井や壁など光の反射する面が少ないため明暗コントラストの演出が行いやすいです。逆に誤った照明を行うと、周囲が暗いのでちょっとした光でも、眩しく感じたりします。また光のあたっているところだけが明るく、そのほかが暗闇に溶け込んだ感じになります。
そのため光量の多い器具一灯だけで照明するのではなく、できるだけ小さなワット数の器具を数灯分散することが望まれます。(小さな庭であれば一灯でも雰囲気を出すことは可能ですが・・・)
写真3.小さな複数の光で照明するのがおすすめ
次のページでは、「アプローチの照明」と「庭での食事」についてご紹介しています。