星への興味
ガイド:タイトル『St@rdust Collection Inc.』にとても共感してしまいました。80年代に手塚眞(お父さんは手塚治虫)さんが監督した『星くず兄弟の伝説』という映画あるのですが、なんだかオーヴァーラップしてしまいました。やはり、宇宙、星とかいう世界観は子供時代から好きだったのでしょうか?
ミトメ:
そうですね、謎多きものが興味がわきます。不可能だっていう考え方が嫌いなんですよね。“人が想像できることは、人が必ず実現できる”という考え方が好きで、それに近い感覚です。あまり考えすぎると大変なことになってしまうので、最近はあまり考えないようにしてますけど。星ってずっと見てると動くじゃないですか、でもそんなことみんな言わないから「オレだけが気づいてしまった」って子供の頃思ってました(笑)。
ガイド:
オープニング曲「Stardust Complex」から、エレクトロ重装備した哀愁のミトメワールドが全開しいますね。それぞれの音がちゃんと意味を持って、うまく調和していると感じました。
Stardust Complex (YouTube)
ミトメ:
ありがとうございます。
まずはメロディができたんですけど、シンプルなメロディなのでアレンジに迷いましたね。最終的には、音自体もスッキリとシンプルにして、リズムの軽快感を感じられたほうがいいなって思いました。明るいような切ないような哀愁感のある雰囲気が好きなので、メロディができたあとコードを全部捨ててやりなおしたり。アコースティックギターはリズムも哀愁も強調できるのでよかったですね。
デジタルギターKITARA
ガイド:8月5日に渋谷Gladにて行われたライヴ映像を拝見しました。今作品の2曲目「Dunce Dance」の時に、デジタルギター「KITARA」に持ち替えて演奏。実際見るのは初めての、このKITARAについてぜひ語ってください。これはいつ発売されたのですか? 使い心地は?
ミトメ:
2011年に発売されたようですね、YouTubeでデモ演奏見たら欲しくなって。ギターの形をしたシンセサイザーって感じなんですけど、タッチパネルがついてて、そこをタッチしたりドラッグしたりすることによって音に変化を与えたりできます。元々はギタリストなので握りは自然です、ただライヴでガツガツ使って壊れないか心配ですけど(笑)。
MIDI OUTが付いているので外部のMIDI機器を操作できますし、アイデア次第で使い方は広がりますね。今後はもっと色々な使い方をしていくつもりです。ホントは白が欲しかったんですけどね、探しても見つからなくて、問い合わせたら「販売してない」って聞いてちょっと落ち込みました。