ときにはクルマをとめて、サイクリング
軽快に走る自転車を眺めているうち、ちょっと自転車に乗りたくなるかもしれません。そんなときはしまなみ海道に14カ所設けられているレンタサイクルターミナルを訪ねてください。ドライブ中に立ち寄るなら、無料駐車場のキャパが大きく、レンタサイクルが充実している大三島・道の駅 多々羅しまなみ海道か、今治のサンライズ糸山がおススメ。
レンタル料は大人用とタンデム車が500円、子ども用が300円(いずれも1日。他に保証料が1000円要)。電動アシスト車は4時間で800円という設定です。
また、今治にはシクロツーリズムしまなみというNPO法人があり、宇都宮一成さんというガイドがいます。
世界88カ国、約10万kmを、夫婦でタンデム自転車を駆った後、地元が愛媛で活躍中の彼によれば「この夏は平日も人が多いですね。訪れるサイクリストは年々増えているように思います」とのこと。
しまなみ海道を知り尽くした世界的サイクリストにガイドしてもらいながらポタリング、もいい思い出となりそうです(もちろん事前に予約が必要です)。
タンデムツーリングという奥の手も
最後に裏ワザ(?)をひとつ披露しましょう。しまなみ海道を走る自転車・歩行者道は、原動機付自転車も走行可能です。なので自動二輪免許をお持ちなら、125ccの原付二種でタンデムツーリングもできてしまうのです。
バイクは尾道市のバイクステーション尾道でレンタル可能。ただし、駐車場が1台分しかないので、ドライブ中に借りるのなら、予約時に駐車場もキープしたいところです。
ちなみにHONDA PCX(125cc)を8時間借りると料金は4800円。私はこれに免責補償500円と立ちゴケ補償500円をプラスして、尾道・今治を往復。かなり方々を巡り、総走行距離は200km弱になりましたが、8時間でも余裕がありました。
本州と四国を結ぶ3本のルートのうち最もローカルで、瀬戸内に親しめる西瀬戸自動車道、しまなみ海道。つらなる島々と、海流行き交う海、そこにかかる橋からの景色の美しさは、世界有数といっても過言ではありません。
楽しみ方のバリエーションが豊富な、しまなみ海道ドライブ、おススメです!