シングル・DINKS向けマンション/シングルのマンション購入

修繕積立金等に要注意~自分予算のマンション購入~

「将来の家計に不安を残さない」は、自分予算プランニングの鉄則です。頭金も借入額も重要。ですが、それらと同じくらい重要なのが、修繕積立金や管理費といったランニングコスト。あなたは、長期修繕計画書をチェックしていますか? ランニングコストの上昇が将来の家計に大きく影響するのです。

大石 泉

執筆者:大石 泉

シングルのマンション購入ガイド

自分にぴったりのマンションを探すためのチェックポイントは、住みたい場所、希望が叶うマンション、自分予算です。「自分予算」とは、住宅ローンを組んでも貯蓄ができ、夢や目標を叶えながら将来の家計に不安を残さない、身の丈にあった購入予算です。

住宅ローンを組んでも毎月の収支に余裕があることはとても大切です。なぜならば、この収支の余裕が、将来のための貯蓄にまわり、不意の支出に対応する緊急予備資金となるためです。収支に余裕がなければ、収入の減少、支出の増加、金利上昇による返済額の増加という家計の変動リスクに対応できず、そのような事態に陥ると、たちまち収支は赤字。貯蓄があれば、しばらくは耐えられますが、いよいよ貯蓄が底をつけば家計は破綻します。

今回は、自分予算を考えるにあたっての重要ポイント、ランニングコストの中の修繕積立金等についてみていきます。

購入時と購入後のお金について

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お気に入りのマンションは自分予算で!

マンション購入を検討する際は、「いくらあれば購入できますか?」「頭金はいくらあればいいですか?」と購入時のお金に目がいきがちです。目の前のことですから当然です。購入価格は、頭金と住宅ローンの借入額で構成されますが、3,000万円のマンションは、3,000万円ぽっきりでは買えません。購入時の諸費用、購入後のランニングコストが必要となるため、決してぽっきり価格ではないことを肝に銘じておく必要があります。

購入時の諸費用は、手数料、税金、保険料などと様々ですが、購入するマンションの広さや場所によっても異なりますし、どのような住宅ローンを利用するかによっても大きく差がでるため、諸費用のプランニングもおろそかにはできません。

購入後のランニングコストは、管理費、修繕積立金、駐車場使用料、固定資産税、都市計画税、保険料などがあります。これらのうち上昇するものは要チェック。将来の家計に大きく影響してきます。

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