データ分析機能がさらに強力に!
これまで、Excelにはピボットテーブルをはじめとして、シナリオやゴールシーク、データテーブルといったデータ分析機能がありましたが、実は、Excel 2010から「PowerPivot」という強力なアドインが無償で配布されていました。PowerPivotは、AccessやSQL Serverなどの様々なデータベースから大量のデータをExcelに取り込んで、ピボットテーブルやスライサーで活用する、といった本格的なデータ分析が実現できるアドインで、これがExcel 2013から標準で含まれるようです(使用するにはアドインを有効にする必要があります)。
PowerPivotを使用するには、少々専門的な知識も必要になりますが、身近なExcelが本格的なBI(※)ツールとして活用できるわけですから、今後注目すべき機能といえるでしょう。
※ Business Intelligenceの略で、業務システムのデータを自在に分析して経営に活かす手法のこと
Excel 2013のPowerPivot
SkyDriveにブックを保存してどこからでもアクセス
Microsoft社で提供されているクラウドサービスに「SkyDrive」があります。これは、オンライン上にデータを保存できるオンラインストレージサービスで、Microsoftアカウントを取得すれば無償で使用できます。そして、Excel 2013では、ブックの保存先としてSkyDriveが追加されています。したがって、パソコンで作成したExcelブックを簡単にSkyDriveに保存できるようになっています。Excel 2013では保存先にSkyDriveが追加された
オンライン上のSkyDriveにブックを保存しておけば、インターネットを介して、どこからでもブックにアクセスできます。外出先や自宅などで最新のExcelファイルを参照したり、ひとつのExcelファイルを複数人で共有したり。クラウドを介したExcelの活用が今後増えてくるでしょう。
クラウドを介したブックの共有が可能
なお、Excel 2010から登場した「Excel Web App」も2013バージョンのプレビューが開始されています。
2013バージョンのExcel Web App
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■Windows 8で真価を発揮するExcel 2013
■Windows8以外のOSでもExcel2013って使用できる?