打ち水大作戦~大阪市
大阪市は平成17年度から打ち水を推奨しています。昨年からは「大阪打ち水大作戦」としてイベント化しています。打ち水をすると路面温度が下がるのは確実です。たまにイベントでする程度では効果が無いともいえますが、イベントをキッカケに家庭や事業所に打ち水の習慣が浸透すれば少しずつでも効果が出てくる可能性有り、ですね。平成21年度からは「緑のカーテン&カーペット」の普及にも取り組んでいます。市立小中学校や役所を中心に平成21年度に104施設であったのが、22年度485施設、23年度506施設。着々と普及していっています。こちらはエアコン稼働時間の減少も見込め、省エネ効果も期待できそうです。
エコロジーセンターで意識の向上~京都市
京都市は、さすが「京都議定書」のお膝元、「地球温暖化対策室」という部署を設けて広くさまざまな取り組みをしています。「森林の保全と育成」「環境家計簿」「使用済みてんぷら油燃料化事業」「EVバス実証実験」「食の地産地消の推進」等々。なかでも楽しめそうなのが「京(みやこ)エコロジーセンター」。京都のヒートアイランド対策にとどまらず、地球規模での環境に対する意識向上がはかれる体感施設です。
グリーンカーテン~神戸市
街角でみかけたゴーヤのカーテン
関西に限らず、近年は日本全体で酷暑が続いています。今回は大阪市、京都市、神戸市の三都市を比較しましたが、それ以外の都市についてもデータは多くの都市のデータが公表されています。今住んでいる街、引越候補の街の気温等をチェックしてみるのも面白いですよ。
【記事作成の参考としたサイト】
気象庁
大阪管区気象台
ヒートアイランド監視報告近畿版(PDF)
大阪市におけるヒートアイランド対策について
京都市地球温暖化対策計画