天下の台所、大阪。ここ5年間で、大阪のどの街が最も地価が上昇したかご存知ですか? 今回は、国土交通省「都道府県地価調査」より、大阪府の10万人以上の人口がいる市区町村の、地価が上昇した市区町村ランキングを発表します。

 

1位は梅田隣接、交通利便な住宅地「福島区」

地価変動ランキングTOP3

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「大阪市福島区」はJR、阪神、大阪メトロが走る交通至便なエリア。隣接する大阪市北区の大阪(梅田)の福島区側(西側)には大規模な再開発(うめきた2期)が進み、JR「福島」駅界隈まで広くビジネスエリアとなっています。近年は多くのタワーマンションが建設されていますが、商店街や個店の飲食店等も多く、下町の雰囲気を残した住宅地です。

キタ・ミナミ等を中心とした大阪市内中心部は、従来からの住宅地都心回帰のトレンドで数多くのタワーマンションが建設され、周辺の商業施設等の賃料も上がり収益力がアップ、それに2015年以降の空前のインバウンドブームも重なり、土地価格が上昇に結びつきました。中でも福島区は北区・中央区と比べ土地価格が低く伸び代が大きかったことが今回の「上昇率1位」につながったと考えられます。
 

2位は近畿圏最大の商業・ビジネス中心地「北区」

「大阪市北区」はJR「大阪」駅・阪急「梅田」のある近畿圏最大の都心。阪神、大阪メトロ各線が通り京都、宝塚、神戸にも一直線。駅周辺には百貨店やショッピングモールやオフィスビル。少し離れると歓楽街の北新地や複数の商店街があり利便性では関西随一の街。巨大な地下街があることでも有名です。

「大阪市北区」の土地価格上昇の要因として特筆したいのは、2013年に開業したグランフロント大阪を皮切りに昨年は2期工事に着工した大規模複合開発の「うめきたプロジェクト」の存在です。この開発に伴って今までは「大阪」駅を通過していた「関空特急はるか」も停車することとなり、国内外の交通要衝としてますます注目を浴びるエリアとなります。
 

3位は大阪一のポテンシャルエリア「浪速区」

通天閣、ジャンジャン横丁、でんでんタウン等のいかにも「昭和なスポット」から、なんばパークス、湊町リバープレイス、OCATといった比較的新しいものまで、様々な施設が点在する浪速区。大阪市のほぼ中心部に位置し奈良和歌山方面へのアクセスも便利。隣接する天王寺区や西区と比べ賃料相場も安く、コスパの高い街といえます。

コロナ禍で消失したインバウンドバブル。大阪府下でその恩恵を一番受けたのが浪速区といっても過言ではありません。住宅地としては決して人気の高いエリアではありませんでしたが、民泊やホテル、さらには宿泊者や観光客に向けた施設等に対する投資がわずか数年の間に集中、ついには星野リゾートまでもが進出し全国的に注目を浴びました。