体力作り・脂肪燃焼にも!効果的な室内トレーニング・有酸素運動
夏場は意外にも運動不足になりやすい季節。体調に気をつけながら、しっかり運動しよう
夏はなにもしなくても汗をかきやすい季節であることに加え、熱中症の危険も伴うので、「夏場は特にこれといった運動をしていない」という人が、意外と多いようです。しかし、暑いからといって動かないでいては、やはり運動不足に陥ってしまいます。
実は、夏は「太りやすい季節」。外気温が上がり、体温を維持するために使うエネルギーが少なくなるため、冬よりも基礎代謝が約10%も低下するのです。
暑くて常に汗をかいているような状態なので、エネルギーを消費している気になりますが、夏は決してやせやすい季節ではありません。そのことをよく覚えておきましょう。
また、夏の運動不足は体型だけでなく、体調にも大きく影響を及ぼしかねません。ただでさえ、暑さで食欲が減退しがちのため、冷たいものやあっさりしたものを口にすることが多いと思います。ですが、それらは体を冷やし、血液の循環を悪くします。そこに運動不足が加わると、さらに血行は悪くなり、結果、夏バテを招いてしまうことも少なくありません。体力をつけるためにも、トレーニングはかかせない存在です。
そこで今回は、体型維持にも、夏バテしない体力づくりにもおすすめの、有酸素運動をご紹介します。適度に冷房の効いた室内で行っても、十分効果のあるメニューですので、「マラソンなど走ったりするのはイヤ!」「暑くて外に出たくない!」という人でも、ストレスなく行っていただけると思います。筋力トレーニングと併用することで、脂肪燃焼効果はぐっと高まりますよ。
<目次>
1:ハイニー(腿上げ)……脂肪燃焼効果がある有酸素運動!
自宅でできる有酸素運動のスタンダード種目。脚を高く上げることで、普段あまり使えていない大腰筋までしっかりと負荷がかかり、運動不足の解消はもちろんのこと、脂肪燃焼を促す運動効果が得られます。【How to】 腕を前後に大きく振りながら、太ももを高く持ち上げるようにして、その場で足踏みをします
ももの高さは床と平行か、それよりも少し高めくらいで動作します。脚の高さやペースも少しキツいかな、と感じる程度で行うことが大切です
・フォーム重視でゆっくりと、左右交互に連続して100~200回程度が目安。軽く汗ばむ程度に頑張ると効果的です
・勢いや反動を使わずにじっくりと行うことで、その分効果も高まります
<注意点>
・呼吸はしっかりと深く行いましょう。声に出して回数をカウントすると、自然で正しい呼吸になります。
・動作中は、しっかりと胸を張り、上体が後ろに反らないようにしましょう。
いかがでしょうか?少ない回数なら何てことはないもも上げも、しっかりと回数をこなすことで十分な運動量を確保できます。
2:ステップアップ(踏み台昇降)……有酸素運動と筋トレの両効果!
有酸素運動と筋力トレーニングの良いところを併せ持った、ハイブリットな自宅エクササイズ。階段上りのような動作ですから、エアロビクス効果に加え、大腿四頭筋や大臀筋をしっかりと負荷がかかります。ガイドおすすめのエクササイズです。【How to】 膝くらいの高さか、あるいは少し低い程度の椅子や台を用意します
膝をしっかりと持ち上げ、踏み込むように台にのぼります
背中が曲がらないように注意しましょう
戻る時もゆっくりと。一旦降りたら、さきほどと反対の脚から台にのぼります
・左右交互に連続して50~100回程度、または5~10分程度のどちらかやりやすいほうで、マイペースで実践しましょう
<注意点>
・緩慢な動作にならないように、リズムよくメリハリをつけて動作しましょう
3:ニーツーエルボー……腹筋を鍛える室内トレーニング!
道具なしでリズムよく、お腹を鍛えるエクササイズ。立った状態で腹筋運動ができますので場所も選びません。上体をひねる動作でわき腹を刺激します。また、脚を引き上げる動作で下腹の引き締めにも効果的です。【How to】 肩幅に足を開き、背すじを伸ばして立ちます
右ひじと左膝をくっつけるように引き寄せます
一旦、スタートポジションに戻ります。
反対側も同様に行います。
・左右交互に動作して、連続して最低20~30回程度行いましょう
<注意点>
・ひじと反対側の膝がつくようにウエストをしっかりねじりましょう。
・1回の動作ごとに、上体を一度しっかりと伸ばすことが大切です。
・だらだらとした緩慢な動作にならないように、リズミカルに行いましょう。
いかがでしょうか?どの種目も、少し息が少し上がるくらいの強度で行うことをおすすめします。尚、室内であっても、暑い季節の運動には、じゅうぶん注意が必要です。水分をしっかり取りながら、体調に注意して行ってください。
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