キーボードは、やや安定感に欠ける
キーボードにはテンキーはなく、左側にページダウンキーなどが一列ある。ストロークなどタッチ感自体は悪くはないが、全体的にたわむため、多少、安定感が欠ける。タッチパッドはクリック用のボタンが一体化したタイプだが、ボタン部分は認識しやすいようにデザインされている。初めてこのタイプを触る人でも、「ボタンがない!」と混乱することはないだろう。
トラックパッドはクリック用のボタンが一体化している
インターフェースは、HDMIポートや、USB2.0×1、USB 3.0×2など基本的なところを押さえながら、有線LAN端子も用意されている。しかし有線LANはギガビットイーサー対応ではなく、100BASE-TXまでの対応。環境によっては無線LANと速度的なメリットはあまりないが、無線LANが制限されている場合には有効に使えるだろう。
コストパフォーマンスで選ぶならおすすめの1台
旧モデルのU300sと比較すると、大幅にコストダウンしている影響で、全体的な完成度という点では、若干気になる部分もある。 前述したように、キーボードは全体的にたわみがあるし、液晶を開けるためのくぼみなどもない。このあたりがコストダウンしたデメリットではあるが、なによりもこの製品の魅力は、コストパフォーマンスだろう。基本性能は必要十分で、デザインも悪くない。それでいてUltrabookの中でも非常に購入しやすい価格だ。気になるのはサポート体制だが、レノボはNECと同じグループ。このため、レノボのサポートはNECに委託されており、ある程度のクオリティも期待でき、単に安いだけの製品ではないと言える。
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レノボ IdeaPad U310