従来の製品のよさを受け継ぎつつ、スペックを向上
Ultrabookが実際に世の中に登場したのが2011年の秋。その初期に登場した製品の1つがdynabook R631だ。その後継機が、今回レビューしたdynabook R632である。筐体デザインなどは基本的にそのままだが、基本スペックを強化した最新モデルが今回の製品になる。前モデルのR631は、東芝製の中でも価格もそれなりにお手頃で、Office付きモデルが用意されるなど、日本でも人気商品となったが、今回のR632はどう変わったのか、チェックしてみよう。
dynabook R632
東芝はUltrabook以前から薄型・軽量のdynabookシリーズを展開している。最近のモデルではdynabook SSシリーズやdynabook R732などがそれにあたる。これらの製品のUltrabook版がR631や今回レビューするR632となるが、薄さや重量、筐体の剛性などは、従来の薄型製品の技術を引き継いでいる。
今回のR632は、Ultrabookの第1弾製品群の中でも人気機種となったR631の筐体を引き継ぎながら、基本性能を強化している。重量は1.1kg、厚みも最大で15.9mmと、最新のUltrabookと比較しても薄く、軽量な部類だ。従来の薄型製品の技術を活かしつつ、最新の製品に劣らない十分な剛性などを確保している。
薄いが、しっかりした剛性を持つ
変わったのはカラーで、アルティメットシルバーに加えて、シャンパンゴールドが加わった。シャンパンゴールドモデルはゴールド系でも落ち着いた色になっているが、シルバーモデルにはあるバックライトキーボードがないので注意しよう。