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3シリーズ8機種が3D対応。ブラビアは全てが新しい。(3ページ目)

3Dテレビを先導する一社がソニー。3Dカメラを始めコンテンツ制作機材でも実績を築きつつあります。ビエラから遅れること約一か月、新ブラビアが発表されました。新しい6ライン中の3シリーズ、40Vから60Vまで8機種が3Dに対応、しかも室内照明のフリッカーの低減に新しい工夫が見られます。他にもLEDバックライトの大幅な採用など、見所がたくさん。春の最大の話題がこの新ブラビアです。

大橋 伸太郎

執筆者:大橋 伸太郎

テレビガイド

デザイン、人感センサーなど
ソニーらしいこだわりが随所に光る

さて、新ブラビアのその他の特徴をさらっておきましょう。

デザイン面では、鋭利でストイックなミニマルデザイン「モノリシックデザイン」を採用しました。これは昨年来ブルーレイディスクレコーダー等に採用している統一コンセプトで、異種素材のコンビネーションで高級感とエッジな感覚を醸し出しています。新に追加されたのがテレビ本体を6度後方に傾けた「6度のアップワードスタイル」用のスタンド。
6度後傾する6°アップワードデザインを纏ったKDL-52HX900

6度後傾する6°アップワードデザインを纏ったKDL-52HX900


ロースタイルのソファから適視距離で見た時、ちょうど画面と正対でき、なおかつ長時間の視聴の場合、見上げるよりやや見下ろすほうが人間にとって疲れないのです。6度はそこから引き出された設定。見た目も、往年のプロフィールプロのキャスター付アングルスタンドを再現したような、マニアにとっては新しいような懐かしいようなソニーならではの提案です。
画面を6°に傾けることで、長時間の視聴でも疲れない

画面を6°に傾けることで、長時間の視聴でも疲れない



LX900、HX900の上位2機種に、「オプティコントラストパネル」を新採用しました。液晶パネルと前面ガラス板の間に樹脂層を設け、内部での外光の反射、パネルからの映像の光の拡散を抑えました。HX800、NX800、HX700ではフラットな表面加工で外光の散乱を抑えた「クリアブラックパネル」を使用します。

ブラウン管末期からソニーハイビジョンテレビの看板技術だったDRCが外され、HX900に新に「インテリジェントイメージエンハンサー」「インテリジェントMPEGノイズリダクション」が搭載されました。

その他に、面白い新機能に顔認識機能が付いた「インテリジェント人感センサー」があります。従来の人感センサーは人の気配がないと、画を消して節電する機能でしたが、これが進化して子供の画面へ近づき過ぎをアラームで知らせた上で消画します。3D搭載でこれから幼児が画面ににじり寄っていくシーンが想像できますので、ソニーらしいスマートな企画といえるでしょう。
人が画面へ近づき過ぎると、アラームで知らせた上で画面が消える(画像クリックで拡大表示)

人が画面へ近づき過ぎると、アラームで知らせた上で画面が消える(画像クリックで拡大表示)


なお、新ブラビアはすべてブラビアエンジン3とモーションフロー240Hzを搭載します。



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