パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ブランジェ浅野屋【東京】

東京駅のエキナカ商業施設GRANSTA(グランスタ)に、新しく丸の内坂エリアがオープン。その中に、軽井沢に本店を構える「ブランジェ浅野屋」が開店しました。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

ブランジェ浅野屋グランスタ店オープン

ブランジェ浅野屋グランスタ店

ブランジェ浅野屋グランスタ店

2012年6月28日、東京駅のエキナカ商業施設GRANSTA(グランスタ)に、新しく丸の内坂エリアがオープンしました。「Daily Happiness!」をコンセプトに、13のフードショップが軒を連ねています。

東京駅には既に「東京あんぱん豆一豆」「ドミニク・サブロン」「アンデルセン」「サンドッグイン神戸屋」などなど、たくさんのエキナカベーカリーがありますが、今回オープンしたのは創業1933年、軽井沢に本店を構える「ブランジェ浅野屋」です。
昭和初期の頃の浅野屋

昭和初期の頃の浅野屋

ブランジェ浅野屋は軽井沢4店舗のほか、東京ミッドタウン、自由が丘、松屋銀座、Dila西荻窪、ecute上野にも出店しているので、既にご存知の人も多いでしょう。
「フルーツライ」(ハーフ578円)

「フルーツライ」(ハーフ578円)

固定ファンに人気の「軽井沢レザン」や「フルーツライ」のほか、エキナカでは食べやすい小さな揚げパン「トマト&モッツァレラ」、そして最近では信州の契約農家の卵や野菜などを使ったパンが話題です。
「トマト&モッツァレラ」(179円)

「トマト&モッツァレラ」(179円)

「ヴェルデ」(336円)

「ヴェルデ」(336円)


華族に愛されたイギリスパン

ここ東京駅だけのパンとしておすすめしたいのは「軽井沢ロイヤルブレッド」(1斤500円、1本1000円)です。その昔、老舗ホテルやご静養に来られた華族の人達、外国人別荘族御用達であったイギリスパンのレシピを再現、今回のグランスタ店オープンにあたって、復刻版として生まれたパンなのだそうです。

卵は入っていないけれど、入れたらブリオッシュのようになるのではないかしら、というくらいリッチなその生地は、北軽井沢高原牛乳、生クリーム、バターのミルキーなコクと香りを感じます。食感はべたつかずあっさり軽やか。軽く焼くと表面がサクっと、中がフワっとします。ただし普通の食パンよりも焦げやすいので、トーストする時は気をつけてください。何もつけなくてもおいしいので、忙しい朝にいいですね。
軽井沢ロイヤルブレッド

軽井沢ロイヤルブレッド


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