待望の日本上陸
アウディQ3がようやく日本に上陸を果たした。まずは「Q3 2.0TFSI quattro 211PS」からの日本導入で、170PS版は今秋に登場予定だから機会があればご紹介したい。
プラットフォームをフォルクスワーゲン・ティグアンと共有するが、全幅は20mmアウディQ3の方がワイドで、クーペのように寝かされたルーフラインやテールゲートウインドウなどフォルムもかなり異なる。ボンネットやテールゲートにアルミを採用し、スチール比で約50%の軽量化を果たすなど、プレミアムブランドらしくよりお金が掛かっている。4WDは、通常時は前輪に駆動力を伝えるFFベースで状況に応じて後輪に駆動力を配分するシステムだ。
質感の高さはさすが
塗装のクオリティを含むエクステリアだけでなく、インテリアの質感の高さはQシリーズの末弟とはいえ抜かりがなく、フィニッシュレベルの精度を含めて満足できる仕上がり。欲を言えば内装は、もう少しプラスチックの質感を抑える素材などが使われると500万円に迫る車格にふさわしい気もする。高精細なメーターなどは高級そのものだし、試乗車は専用バッヂや本革巻シフトノブを用意する「S-line」パッケージであったので、スポーティな雰囲気まで漂っていた。
ラップアラウンドと呼ばれるアーチ型のインパネデザインもアピールポイントだが、A1のようにセンタークラスターに配置されるマルチメディアインターフェイスの「MMI 3G Plus」のデザインも新鮮味を感じさせ、操作性も良好といえる。
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