壱岐の魅力、それは「歴史」「焼酎」「海の幸・里の幸」

博多港

博多港からは快適な船旅で向かえる

長崎県壱岐。玄界灘の宝石箱とも呼ばれる美しき壱岐の島は、東西南北20km弱という小島なのにその魅力のスケールは実に大きい。

3世紀中国の歴史書『魏志倭人伝』に「一支国」として登場する。日本の黎明期には大陸交流の要所として国造りを担う重要な役割を果たしていた。また、日本書紀にも登場する神話の島であり、日本神道発祥の地とされる「月讀神社」をはじめ1000年以上の歴史を持つ霊験著しい「延喜式内社 名神大」の神社がずらり並ぶ。歴史ファンならずとも興味をもたないわけにはいかない。

 

船

ジェットフォイル。揺れもなく気持ちいい1時間

それに、食いしん坊にとっても魅力満載の島だ。春から秋までさまざまな種類を楽しめる新鮮な「ウニ」、胴体だけで35cm超えの剣先イカ「壱岐剣」、玄界灘の「本マグロ」、潮風に吹かれたミネラルたっぷりの牧草で育つ繊細な旨味と軽い脂の「壱岐牛」など、グルメ心をわしづかみにする食の宝庫だ。

そして何より本格麦焼酎。島とはいえ広大な穀倉地帯が広がる壱岐は、早くから伝わった蒸留技術をもとに、島独自の製法で「大麦:米麹」=「2:1」の本格“麦米”焼酎を生み育ててきた。琉球泡盛、球磨焼酎、薩摩芋焼酎、スコッチ、コニャック、シャンパーニュなどとともにWTO(世界貿易機関)のTRIPS協定認定「地理的表示の産地指定」に認められる世界に誇るブランド酒である。酒にかかわるプロはもとより焼酎ファン(食いしん坊ならなおのこと)なら、一度は訪れなくてはならない場所なのである。

島内、全7蔵の個性を知る

ボトル

前7蔵の商品たち。それぞれに個性がある。

念願の壱岐を訪れた。長崎県に属する壱岐だけれど経済圏は福岡のようだ。出発も博多港からが便利。ジェットフェリーで快適な約1時間。緑に覆われたなだらかな丘陵地帯が目前に広がる。島の玄関口、郷ノ浦港に到着だ。4地区に分かれた島内に焼酎蔵は全部で7場。今回は二日間ですべてのお蔵を巡った。それぞれの個性を紹介しよう。

●酒造メーカー 代表的銘柄  所在地・連絡先  

1、壱岐の蔵酒造株式会社 「壱岐っ娘」「壱岐の島」 芦辺町湯岳本村触520
TEL0920-45-2111 FAX0920-45-2133

2、株式会社 壱岐の華 「壱岐の華」  芦辺町諸吉二亦触1664-1
TEL0920-45-0041 FAX0920-45-1855

3、玄海酒造株式会社 壱岐  郷ノ浦町志原西触505-1
TEL0920-47-0160(代) FAX0920-47-0211

4、有限会社山乃守酒造場 山乃守 郷ノ浦町志原西触85
TEL0920-47-0301 FAX0920-47-5582

5、天の川酒造株式会社 天の川  郷ノ浦町田中触808
TEL0920-47-0108 FAX0920-47-3957

6、猿川伊豆酒造場 猿川  芦辺町深江本村触1402-1
TEL0920-45-0200(代) FAX0920-45-1725

7、重家酒造合名会社 雪洲  石田町印通寺浦200
TEL0920-44-5002 FAX0920-44-8401