音楽の個人指導に家庭教師にスポーツ、公文まで!
英国の子どもも結構忙しい
ヨーロッパでは、楽器を習う子どもが多い
ヨーロッパは特に、クラシック音楽の本場。楽器を習うことはかなり一般的で、筆者が以前住んでいた欧州大陸でも英国でももちろん、ピアノやバイオリン、チェロ、ギター、フルート、声楽などを習う子どもがたくさんいます。
習い方は、専門の先生に一対一で教えてもらうプライベートレッスンが主流。レッスンの場所はさまざまで、学校の授業時間中、あるいは放課後にあちこちの特別教室で各楽器の先生が一人ずつ見る場合もあれば、先生の家に行く場合もありますし、自分の家に楽器があれば先生を呼ぶこともでき、また音楽学校(大学など)が午後から夜にかけて子ども用にプライベートレッスンを開講する場合もあります。
一方で、体を動かす習い事ももちろん大人気。女子ならバレエやダンスなどの表現系パフォーミングアーツ、男子ならフットボール(サッカー)がまず人気のトップ。水泳やテニス、空手や新体操もメジャーです。乗馬をする子もいますね。
勉強系では、家庭教師(チューター)をつけるのが一般的。足りない部分を補う補習としての使い方はもちろんですが、英国には私立校や公立グラマースクール入学のための統一試験などもあるので、受験対策で家庭教師につく子もいます。
日本との違いは、スポーツ系は別として、習い事は基本的に個人指導が多いということでしょうか。ですから集団でピアノを習うとか、集団塾もまず見かけません。しかし、公文はいまや世界中にあって、海外在住の日本人の子どものみならず、現地の子どもも公文で勉強しています。この場合は大きな会場が必要ですから、地元の教会などを借りて開講されているようです。
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