「ひもタイプ」の抱っこ紐が愛され続けるワケとは?
「おっぱいが目立っていや」と敬遠されていると思いきや、実は高機能でコンスタントな人気をほこるひもタイプ
厚めのパッドやウエストベルトを用いた抱っこ紐が人気を集めている昨今ですが、意外にも昔ながらの「ひもタイプ」も売れ続けています。近年でも市場全体の1/5はひもタイプと、なかなか根強い人気はあるようです。人気の秘密は何なのか、老舗メーカー「ラッキー工業」さんにお話をうかがいました。
自宅使用での購入者が多いひもタイプ
胸の部分でクロスして使うひもタイプの抱っこ紐、最近はあまり町中では見なくなりました。とは言え、コンスタントに売れ続けているのまた事実。ガイド自身、「保育園などの施設を中心に売れ続けているのでは?」と考えていましたが、実際には個人的に購入される割合も高いそう。首都圏では西松屋、赤ちゃん本舗といった大型ベビー用品チェーンを中心に売れているそうです。
個人使用の場合、2本目、3本目として、屋内使用をメインに考えている購入者が多いようです。
使うたびに無段階調整できる便利さが魅力
ひもタイプの抱っこ紐は、なんと20年間、ほぼ形を変えていないそう。では、ひもタイプの根強い人気の秘密は何なのでしょうか。メーカーからのお話やガイドの考察を踏まえると、以下の6点に集約されるように思います。意外かもしれないが、実は対面抱きにも使える
- 着用するたびに自然とフォット感を調整できる仕組み
- 年代問わず使える、シンプルな装着法
- 赤ちゃんを背負う位置も自由に変えられる
- 赤ちゃんの密着度が高い
- リーズナブルな価格
- 肩、胸、腰付近と幅広く負荷分散できてラク
- 実は対面抱きとおんぶの2つの使い方が可能
ひもタイプの抱っこ紐は、赤ちゃんの足を足ぐりに通して背負い(抱っこし)、肩紐をクロスさせてリングに通して結び合わせるだけ。バックル類は一切なく、おばあちゃん世代でも説明一切なしでサッと使えます。
また、使うたびに自然とフィット感を調整できるので、赤ちゃんの成長や体型、使う人ごとにいちいち調整する手間もありません。調整幅も無段階なので、洋服の違い(薄手か厚手か…など)などにも対応しやすいです。
このように、家事中などに欠かせない「おんぶ」の使い勝手にこだわった商品だからこそ、長年支持されている商品なのではないでしょうか。
<商品データ>
Buddy Buddy 「ひもタイプ」
価格:3,150~4,725円(全8種類)
素材:デニム、ツイル、ダンガリー、コットンなど商品によって異なる
対象年齢:首がすわってから(約生後4ヶ月)~体重13kg(24ヶ月まで)
カラー:モデルごとに2~3色
問い合わせ:ラッキー工業
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