生まれ変わった「キャラバン」
あまり知られていないことながら、1BOXカーの『ハイエース』はトヨタのドル箱車種になっている。イマドキ平均車両価格300万円に近い高額のクルマが、毎月コンスタントに5千台以上売れているのだから凄い。なぜハイエースなのか? 圧倒的なスタイル良さと、ボディバリエーションだと思う。毎月コンスタントに5千台以上売れているという、トヨタのハイエース
スタイルは上の写真の通り。日産もキャラバンというライバル車を持っていたけど、明らかに古くさかった。ボディバリエーションはキャラバンが1つの横幅しかなかったのに対し、ハイエースだとワイドボディや超ロングボディも選べた。結果、ハイエースの一人勝ちになってしまう。
日産も反省したのだろう。新型キャラバンNV350の開発に当たり、デザインを根本的に見直した。ハイエースのパクりだという声も出ているけれど、素直にカッコ良い。これならハイエースを買っていたようなユーザー層もNV350の方を見てくれる。実際、すでに大きな話題を集めてます。
日産のNV350キャラバン。「キャラバン」をフルモデルチェンジし、新たに名称を「NV350キャラバン」と改めた
ボディバリエーションはとりあえず先代キャラバンと同じく、ロングボディとスーパーロングボディの2タイプのみ。ハイエースで人気になっているワイドボディは無し。当然ながらニーズがあるだろうから、追加になると思う。ちなみにハイエースの場合、タイ国や中国で売れるのはワイドボディばかりだ。