セクシュアルマイノリティ・同性愛/イベント

愛と青春のNLGR+2012(2ページ目)

今年も6月2日・3日の2日間、名古屋・栄の野外フェスティバル「NLGR+」が開催され、コミュニティが総力をあげて盛り上げました。HIV検査や予防啓発を趣旨としながらも、年に一度のお祭りをみんなで楽しむというあたたかいイベントで、フィナーレの同性結婚式には今回も感涙させられました。

ステージパフォーマンスが充実

NLGR+

名古屋のクイーン&GOGOが大勢出演して盛り上げた「区立女装高校」

オープニングは、名古屋が誇る大勢のDRAG QUEEN&GOGO BOYSが、文化祭と体育祭という設定でさまざまなパフォーマンスを繰り広げた「区立女装高校」。ファンの方たちが詰めかけ、美しさ・ゴージャスさ(と笑い)、SEXYさを堪能し、盛り上がりました。

今年初登場の「二丁ハロ」は、二丁目を中心に活躍するハロプロ公認のアイドルユニット。モー娘。ヒットパレードをはじめ、いろんな意味でプロっぽい、こなれたステージングに、会場のゲイ(や近所の子ども)たちも大喜びでした。

柏本圭二郎

東海地方のカリスマタレント・柏本圭二郎さんも、楽しいライブを披露

『週刊女性』に地方のカリスマタレントとして紹介されたこともあるという柏本圭二郎さんは、今回も派手な演出で、ピンクレディーなどゲイ好みな選曲で盛り上げ、楽しませてくれました。助っ人で登場した大阪のバーのマスターや名古屋のクイーンの方たちなども素敵でした。

トリを飾ったのはNSM48(NSM=Nagoya Sexual Minority)。若いセクシュアルマイノリティ女性やFTMの方たちによるグループで、AKBやSKE(名古屋だけに)の10曲近いレパートリーを見事にやりちぎりました。卒業するメンバーに手紙を読んだり、ザ・青春って感じの場面も。

2日目はブラスバンド「Wing」の演奏でさわやかに幕を開けました。今回も合唱サークルの方たちや手話サークル「手話人」のみなさんがコラボし、素敵な時間をプレゼントしてくれました。

虹組ファイツ

ゲイアイドルグループ「虹組ファイツ」が今年も楽しませてくれました

ゲイアイドルグループ「虹組ファイツ」の今回のユニフォームは、スウェット(ゲイシーンの流行をさっそく取り入れてます)。卒業した方もいれば新人さんもいて、ソロデビューもあったりしつつ、オリジナルの(ゲイの間で人気ないろんなアイドルの曲を思い起こさせる)ゲイゲイしい曲を次々に披露。

そうした楽しいステージの合間に、HIV陽性者の手記朗読があったり、同性パートナーの権利について考えるシンポジウム(弁護士さんが登場)があったり、ゲイの老後を考えるトークがあったりして、ゲイライフについての大事ないろいろにふれることができる2日間でした。

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