神戸グルメ/神戸・兵庫のフレンチ

コシモ プリュス (芦屋)(5ページ目)

京都から芦屋に移転オープンした「コシモ・プリュス(元ドゥーズ・グー)」。美味しいのはもちろん、美しい芸術的な盛り付けのモダン・フレンチが堪能できる一軒です。今回はディナーコースから御紹介していきます。

執筆者:麻生 玲央

3-Dessert

・バナナとフォアグラ
バナナとフォアグラ

バナナとフォアグラ

ここからデザートが3種続きます。まずは、バナナとフォアグラを使った一皿。カスタード系のプリンのような程よい凝固感で、ねっとりとした滑らかさがあり心地良い仕上がりです。


・パインとココ
パインとココ

パインとココ

2皿目はパイナップルとココナッツのムースに、サフランのアイスクリームを添えたもの。パインの角切りの上にはシュトゥルーデル生地が乗せてあり、夏に相応しい南国テイストな仕上がり。


・フルーツと生姜
フルーツと生姜

フルーツと生姜

胡瓜、西瓜、生姜のソルベに、グレープフルーツと甘夏のジュレ、さらにその下には桑の実、マンゴー、ゴールデンキウイ、西瓜、苺、山葡萄、柑橘類がたっぷり盛られてあり、実に爽快感のある逸品に。口の中に入れた時のソルベの解ける感覚や果実の甘味と香りが堪りません。まさにフルーツ・ラッシュ。


・カフェ&ミニャルディーズ
カフェ&ミニャルディーズ

カフェ&ミニャルディーズ

ミニャルディーズは一口サイズのプチマドレーヌ、シトロンのマカロン、ガトーショコラと、こちらもクオリティの高い菓子の3種盛り。カフェの器もウェッジウッドのペルシアを使われているなど、厳選した器選びも上品な芦屋のイメージにピッタリ。


料理7皿+デザート3皿のディナーコースを是非

店名

店名は小霜シェフの苗字からとったもの。新たな決意と覚悟を感じます。

たぶん現在の関西では最先端を走る料理と言っても過言ではないでしょう。最先端と言ってもNoma的でもなく、ファット・ダック的でもなく、エル・ブジ的でもない、モダンフレンチの延長線上という意味での最先端。軽く美しいのはもちろん、素材の活かし方もクリエイティヴ度も抜群のクオリティで魅せつけてくれます。

また、移転前のドゥーズ・グー時代とは構成も変わっていて、より一層、ガストロ度が高くなった印象です。例えば以前のディナーコースには組み込まれていたチーズ・セレクションをなくすことで、その分、コース全体の構成度・コスト・精度・クオリティを上げられていますし、席数をオープンキッチン&ワンフロアにして抑えることで、シェフの目の届く範囲で料理のタイミングも計ることが可能になるなど、無駄を少なくすることで効率化を上げ、確実に皿の上のクオリティを上げていくことを重要視されているのが伝わってきます。

今の時代に必要なモノ・求められているモノは残して、過剰なモノ・不必要なモノはなくす。まさに今の時代に最適化された関西最先端のフレンチレストランが、関西(芦屋)に誕生です。


<DATA>
・店名: キュイジーヌ フランセーズ コシモプリュス
・所在地:兵庫県芦屋市業平7-16
・アクセス:JR西日本「芦屋駅」徒歩約6分
・地図:Yahoo!地図
・TEL:0797-25-0040
・営業時間:11:30~13:00(LO)、18:00~20:00(LO)
・コース価格:ランチが4200円と7350円、
ディナーが7350円と10500円(ディナー時のみサービス料10%)
・定休日:水曜日

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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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