情報量が高く、使いやすい工夫もされている液晶
Let’snote B11の特徴はその大画面の液晶だ。フルHD(1980x1080)の高解像度液晶パネルが採用されており、情報量が豊富。一般的なノートパソコンの液晶は1366x768の解像度なので、情報量にすると2倍となる。エクセルなどを使用する際にも、1画面に多くの情報を表示しながら使用することができる。情報量が多い高解像度画面
場合によっては、情報量が多くても文字が小さくなるとか使い勝手に影響する場合があるが、その場合にも解像度を低く切り替えることが簡単にできるようになっている。
1画面に1つのソフトではなく、複数のソフトの画面を同時表示させる際、ウィンドウの配置が面倒なことがあるが、画面分割ユーティリティが用意されているので、これを活用することで、資料を参考にしながらデータを打ち込むような用途にも活用できる。
ノートパソコンとしては十分なスペック
CPUはCore i7-3615QMを採用している。クアッドコアなので、同時に複数のソフトを活用したり、高度な計算が必要となるビジネスソフトなどを活用する際にも余裕を持ったスペックと言える。メモリは標準4GBだが、空きスロットに対応メモリを入れることで最大8GBで使用することができるので、高度なソフトを使う際にも問題なく利用できるだろう。HDDの容量は640GBで、DVDスーパーマルチドライブだが光学ドライブも搭載し、一般的なノートパソコンとしての機能も十分といえる。
スペック的には特に問題があるところはなく、Windowsエクスペリエンスインデックスなどで確認すると、HDDの速度は他機種と同等。ただ同等のCPUを搭載した製品と比較するとメモリやゲーム用グラフィックなども弱いことがわかる。
Windowsエクスペリエンスインデックスの数値も高い
これは、メモリにPC3-10600(DDR3-1333)を採用していることからの影響が大きそうだ。他の同等CPU搭載機種の場合、PC3-12800(DDR3-1600)の4GBメモリを2枚採用しデュアルチャネルという仕様になっていることが多く、メモリまわりの速度がベンチマーク上で遅いように見える。実際の使用感としてはあまり気づかない部分かもしれないが、メモリの速度が気になる用途ならこの部分に注意したい。