妊娠の基礎知識/妊娠中の運動・口コミ

妊娠中の運動・スポーツの注意点

妊娠中の運動について、産科医からのアドバイス。避けたいスポーツや、注意したいスポーツについてお伝えします。

赤岩 明

執筆者:赤岩 明

妊娠・出産ガイド

 

 

妊娠中の運動について、産科医からのアドバイス。

妊娠中の運動:注意点

時々、妊婦さんに「ゴルフに行っていいですか?」とか、質問を受けます。 運動には、ジョギング、ゴルフ、テニス、水泳、登山、サイクリングなど、 いろいろとありますが、まずは、止めておきたいスポーツから、

× 競技種目
ゴルフ、ボーリング、テニス、卓球、バレー、バスケ、サッカーなど、
勝ち負け、点数をつける、団体競技は、無理をするので、妊娠中には行いません。

× 危険を伴う種目
妊娠中は、反射神経、平衡感覚、動体視力、判断力などが、多少、鈍ります。 器具を使う。天候、自然の変化で予想外の状況が起こりうるものは、避けます。

× 要注意の身体の動き  
ジョギング、水泳の平泳ぎなどは、ひざ、股関節に負担をかけるので要注意です。 ウォーキングマシンも、ベースを上げると身体に負担になるので避けます。

× 体重コントロールのための運動。
減量の為に、運動を頑張ってはいけません。汗をかいて、身体の水分が抜け、一時的に体重が減って見えるのは、脱水状態なので、胎児にも危険です。  妊娠中の体重は、運動ではなく、食事でコントロールします。

〇 マタニティービクス・ヨガ、マタニティースイミングなど。
妊婦に配慮された運動は、もちろんOKです。一般には、妊娠5ヶ月以降、 主治医の許可を得て行います。

〇 日々のウォーキング、家事など。
実は、妊娠中の運動は、日頃の生活の中でも十分行えます。


大河ドラマ「江」の中で、世継ぎを身ごもった上野樹里(お江様)は、 豆拾いさせられていました。 あの当時、運動不足の妊婦は、お城のお姫様くらい。 庶民は生きるだけで忙しかったのです。 今、皆さんの中に、お姫様のような暮らしをしている妊婦様はおられませんか?
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