松山の街を見下ろす素晴らしい眺めへ
松山城の天守閣は、築城した当時のものは江戸時代中期に焼失し、幕末に再建されたものが現在まで残っています。高さは20メートルと、他の城と比較するとそう高くはありませんが、江戸時代に造られたものがしっかり残っているのは貴重ですね。
大天守を3階まで上ると、他の城郭の建物などを一望することができます。さらにその向こうには松山市内のパノラマが見渡せます。
お天気が良い時には遠くに瀬戸内海も見渡すことができますので、ゆっくり眺めてみると良いでしょう。
坂の上の雲ミュージアムにも立ち寄りたい
松山城のロープウェイ・リフト乗り場である東雲口(しののめぐち)駅から歩いて数分の所にある坂の上の雲ミュージアム。司馬遼太郎氏の作品『坂の上の雲』の世界観を表現すべく、主人公が暮らした松山に2007年に開館しました。
松山城の城山の下に位置しており、テレビドラマ化の影響もあって、松山では最近注目度の高いスポットです。
その坂の上の雲ミュージアムからも松山城の一角を眺めることができます。大正時代に建築された洋館・晩翠荘と共に見える松山城の姿は印象に残りますね。
時間に余裕があれば、こちらにも足を伸ばすことをお薦めします。
江戸時代からの天守が今も残る松山城をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
松山には、四国の温泉として知名度の高い道後温泉がありますし、夏目漱石の『坊ちゃん』など数々の文学の舞台として、松山城以外にも様々な視点で旅を楽しむことができる街です。ゆっくり時間をかけて松山城と松山を楽しんでみて下さい。
松山城へのアプローチ
松山の玄関口、JR予讃線 松山駅
アクセス:
<飛行機>
・松山空港から松山空港リムジンバス(伊予鉄バス)で松山市駅へ。松山市駅から伊予鉄バスでロープウェイ前バス停下車。
または伊予鉄道 市内電車 2番環状線、3番 道後温泉行きに乗車し、大街道電停下車。ロープウェイ・リフト乗り場まで徒歩。
<鉄道>
・山陽新幹線 岡山駅より、特急「しおかぜ」に乗車し、松山駅下車。
伊予鉄道 市内電車 5番 道後温泉行きに乗車し、大街道電停下車。ロープウェイ・リフト乗り場まで徒歩。
<車の場合>
・松山自動車道 松山インターチェンジから国道33号線経由で松山市内中心部へ。
ロープウェイ・リフト乗り場から大街道付近に一般の有料駐車場が点在しています。
【関連サイト】
◇「四国の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで四国の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。