市場平均(インデックス)にお金を投じる価値とは?

オールアバウトのガイド仲間でもある山崎俊輔氏が、私の主張に対し、とても参考になるコラムを書かれていますので、ご紹介します。

それでも「インデックス運用」を支持する私の理由
インデックス投資にお金を投資することの価値をもう一度考えてみたい。

インデックスにお金を投資することの価値をもう一度考えてみたい。


異なるガイドが多種多様な意見を主張することは、読者が比較し考える材料を提供するという意味において、とても意義のあることだと思います。特に氏が最後に述べている、「どちらがいいと思うかは、あなた次第です」というとおり、それぞれの主張を読み、「では、自分はどうするか」について考える参考になると思いましたので、ご紹介させていだきました。(もちろん、実績が伴わない人の発言は、参考にはなっても信用には値しないので、そこは見極める必要があります。)

ただその際、自分のやり方にしがみつくのも自由ですが、冷静に「それは本当に資産運用になっているのか」「自分の目的にかなっているのか」をクリティカルに検証してみる必要があります。

結局、長期で見たときに増えているかどうかは、短期もしくは中期の利益の積み重ねのはずです。相場は景気や様々な環境変化の影響を受け、上がったり下がったりしますから、時にはマイナスになることもある。しかし金額の大小はともかく、短・中期の利益が出ずして、本当に長期で増えると言えるのか。(もちろん、この長期とか短期とかいうスパンも人によって異なります)

そして、買い一辺倒では、数年ごとに訪れる暴落相場や金融恐慌によって、それまで積み上げた利益を全部チャラにされるリスクが高くなっています。

いずれにせよ、乱高下する相場の中でもコツコツ利益を出していくことによって、長期で振り返ったときに、「増えている」となるのではないでしょうか。
そう考えると、どのような方法であっても、運用技術を磨こうとしなければ、お金を増やしにくい時代といえます。というのも、私は今まで、運用で損をしている人を数多く見てきたからです。

長期投資を信じて長年積み立ててきて、老後を迎えて投信なりを解約して現金化しなければならなくなった今が不況で、増えているどころか減っている、という人からの相談も何度か受けたことがあります。将来、老後資金が必要となったとき、投信を解約する時期が、好況か不況かなんて、誰にもわかるはずがありません。(だからこそ私は書籍やコラムでしつこく「利益確定」を呼びかけています)講演での質疑応答でも、「塩漬け状態をどうすればよいか」という質問も受けます。そうした相談を受けたり、周囲の人の実績を聞いたりするたびに、一般の人がインデックスのみで資産を増やすことの難しさを痛感します。