なんといっても省エネで長寿命
省エネ・長寿命で注目を浴びるLED照明。消費電力を削減でき、電気代もその分、減る
足下灯のように長時間点灯しておかなければならない場所の照明にLEDを選べば、より効果的に省エネ
LED照明の消費電力は、同じ明るさの一般電球やミニクリプトン電球に比べて、なんと約1/5~1/8。LED照明に交換することで消費電力を削減できるので、電気代も減らすことが可能です。消費電力が少ないということは、長い時間点灯している場所の照明に使用することで、さらに省エネに効果が発揮されます。リビングのダウンライトや屋外の玄関灯、ガーデンライトなどに使うのがおすすめです。
第二の特長は「長寿命」。一般電球やミニクリプトン電球の寿命が約1,000~2,000時間なのに対して、LED照明の寿命は約20,000~40,000時間。一般電球の10~40倍もの寿命です。これは約1日10時間点灯したとして、40,000時間の寿命なら4,000日、ほぼ11年にわたって使えることになります。長寿命というポイントから考えられるおすすめの使用場所は、ランプ交換の面倒なところ。天井のシーリングライトやシャンデリアのランプ、廊下や寝室の足元灯、階段のブラケットなどに使用するのもよいでしょう。
このように、LED照明に交換すれば、省エネ効果を一般電球の10~40倍という長期間にわたって享受できるわけです。
短時間でパッ!と明るく
いろいろと長所があるLED照明ですが、意外に知られていない特長がスイッチをつけるとすぐに明るくなる点です。一般的な蛍光灯と比べ、LED照明はスイッチONですぐに明るくなります。蛍光灯は温度によって明るさが変化し、20~25度で本来の機能を発揮するようにつくられています。そのため、一定以上の室温があれば点灯直後でも支障のない明るさになりますが、室温が低い場合(寒冷地など)は明るさが安定するまでに数分かかり、点灯直後に暗く感じたり、ちらつくことがあります。その点、LED照明は温度に影響を受けないため、寒冷地はもちろん、暖房が行き届いていない室内でも素早く明るくなる特長があります。
しかも、スイッチの点灯と消灯を頻繁に繰り返しても寿命にほとんど関係ないという長所も持ち合わせています。スイッチを短い間でつけたり消したり繰り返す頻度が高く、すぐに明るくなってほしいトイレや洗面室、廊下、玄関灯にもってこいの照明といえそうですね。
次ページでは、さらに興味深いLED照明の特長についてご紹介しましょう。