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写真で見る、被災地のその後 ≪石巻、十三浜≫(4ページ目)

2012年4月21日、東日本大震災から一年経った宮城県の石巻市と仙台市若葉区の被災地を訪れました。被災地の一年後の現状を写真を交えご紹介します。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

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十三浜の事務所兼自宅跡

さらに398号線を北東に進むと「十三浜」というわかめやホタテの養殖が盛んな漁村に出る。ここには設計事務所を営む佐々木文彦さんの事務所兼自宅があった。1階部分は鉄筋コンクリート造、2、3階は木造の3階建てだったが、津波で2、3階部分が流出し1階の鉄筋コンクリート部分のみが残った。周辺の住宅は7割近くが全壊流出したとのことで、基礎部分が残るのみであった。鉄筋コンクリート造が津波に強いということを改めて感じた。

十三浜にある佐々木文彦さんの事務所兼住宅。これから事務所として再建される予定。

十三浜にある佐々木文彦さんの事務所兼住宅。2、3階部分は流出し鉄筋コンクリートの1階部分のみが残った。これから事務所として再建される予定とのこと。


震災後、この事務所兼自宅はボランティアの活動拠点として提供された。今後は1階部分の上に木造の覆いを掛けて事務所として再建する計画とのことで、コンクリート屋根の上に真新しい木の土台が設置されていた。

道路を挟み反対側にあった真新しいバス停留所。

すぐそばにはかわいらしいバス停「小指バス停留所」ができていた。

すぐそばにはかわいらしいバス停「小指バス停留所」ができていた。

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