イザとなったらなんとかなる、と楽観的に考える心理
貯蓄なんて、面倒臭い……でも、まあ、いいっか!
夏休みの宿題に置き換えて考えてみましょう。計画的に宿題を少しずつやっていれば、夏休みの最後になって、慌てることなく、夏休みもそれなりに楽しく過ごせたでしょう。宿題に手をつけずに夏休みの終わり頃になって、「まずい、宿題に手をつけていない!」と慌て出す人が、次に取る行動は、どのようなものでしょうか?
・友達や親に手伝ってもらう
・徹夜して何とか乗り切る
・あきらめて宿題を提出しない
友達や親に手伝ってもらえば、その場はなんとか乗り切ることができますが、別の視点でみると、友達や親の手を煩わしているので、他人に迷惑をかけているとも言えます。徹夜して何とか乗り切ったとした場合、宿題は完成したかもしれませんが、宿題の出来栄えは、十分なものだったでしょうか? あきらめて宿題を提出しなかったら、先生に怒られて、信頼を失います。
これをお金の話に戻して考えてみましょう。
・友達や親から借金をする => 他人に迷惑をかける
・がむしゃらに働いたり、節約をしたりして乗り切る => 人生の満足度は?
・あきらめて何もしない => 自己破産する!?
子どもの頃の夏休みの宿題であれば、良くも悪くも思い出話で済みますが、人生のお金の話となると、思い出話では済まされません。人生のお金について、悲観的に考え過ぎれば、人生つまらないものになってしまいますが、楽観的に考え過ぎるのも良くないということです。
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