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臭いものには蓋をするな!? お金と向き合う意識改革法(2ページ目)

お金のことを考えると、ついつい後回しになってしまったり、お金のことが原因でパートナーとケンカしてしまう人は必見! お金と向き合うための意識改革法を伝授します。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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イザとなったらなんとかなる、と楽観的に考える心理

貯蓄なんて、面倒臭い……でも、まあ、いいっか!

貯蓄なんて、面倒臭い……でも、まあ、いいっか!

人は窮地に立たされると、「イザとなったらなんとかなるさ!」と、根拠もなく楽観的な考えになるものです。本当に窮地にたった場合は、「楽観的に考えなければ、やっていられない!」というのも真実ですが、平常時も「なんとかなるさ!」と、楽観的に考えているのはどうでしょうか? 「お金もイザとなれば、なんとかなるさ」とか、「貯金が必要になったら、本気になってきちんと貯められるさ」と考えてはいませんか?

夏休みの宿題に置き換えて考えてみましょう。計画的に宿題を少しずつやっていれば、夏休みの最後になって、慌てることなく、夏休みもそれなりに楽しく過ごせたでしょう。宿題に手をつけずに夏休みの終わり頃になって、「まずい、宿題に手をつけていない!」と慌て出す人が、次に取る行動は、どのようなものでしょうか?

・友達や親に手伝ってもらう
・徹夜して何とか乗り切る
・あきらめて宿題を提出しない

友達や親に手伝ってもらえば、その場はなんとか乗り切ることができますが、別の視点でみると、友達や親の手を煩わしているので、他人に迷惑をかけているとも言えます。徹夜して何とか乗り切ったとした場合、宿題は完成したかもしれませんが、宿題の出来栄えは、十分なものだったでしょうか? あきらめて宿題を提出しなかったら、先生に怒られて、信頼を失います。

これをお金の話に戻して考えてみましょう。
・友達や親から借金をする => 他人に迷惑をかける
・がむしゃらに働いたり、節約をしたりして乗り切る => 人生の満足度は?
・あきらめて何もしない => 自己破産する!?

子どもの頃の夏休みの宿題であれば、良くも悪くも思い出話で済みますが、人生のお金の話となると、思い出話では済まされません。人生のお金について、悲観的に考え過ぎれば、人生つまらないものになってしまいますが、楽観的に考え過ぎるのも良くないということです。

>>パートナーとお金のことでケンカしないためには? 
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