宝塚音楽学校の合格発表のシーンです。
宝塚音楽学校
今年の倍率は23.1倍。「東の東大、西の宝塚」。そんな言葉はいつまでも使える、相変わらずの狭き門です。
1913年(大正2年)、宝塚唱歌隊としてスタートした宝塚歌劇団そして宝塚音楽学校にとって、今年の合格発表は特別なもの。なんと今日、100期生が誕生したのです。
わずか16名の1期生に始まり、劇場火災や生徒募集のできなかった戦時中、阪神淡路大震災などを経て、こうして100期生を迎えられたことは、その中の1人であった私にも感慨深いものがあります。
さて、これまでにどれだけの生徒(タカラジェンヌ)がいたのかと言うと……この春初舞台を踏む98期生までを合わせ、4348名。これは入団し初舞台を踏んだ生徒の数で、他にも、女優・故・山岡久乃さんのように、戦時中のため初舞台の踏めなかった生徒(53名)や、歌手・梓みちよさんのように宝塚音楽学校を中退し歌劇団に入団しなかった生徒も合わせると、4500名近くになるでしょう。
今日誕生した100期生が初舞台を踏む2年後、宝塚歌劇団は創立100周年を迎えます。
100年もの年月で、様々なものが変化しました。
目で見えるものはすべて変わり、長く受け継がれてきたものも、新しい時代へとシフトしてきました。
変わらないのは、小林一三先生の掲げたモットー「清く正しく美しく」と、タカラジェンヌやスタッフの舞台にかける思い、そして宝塚を愛して下さるファンの方々の存在でしょうか。
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