住宅設計・間取り/収納プラン

衣替えがラクに片付く収納とその間取り

洋服収納で悩ましいのが衣替え。大型のウォークインクローゼットが人気ですが、広ければいいというわけではありません。片付けやすさは間取りと収納の造りで差がつくのです。

すはら ひろこ

すはら ひろこ

収納 ガイド

一級建築士

還暦過ぎても現役!建築・インテリア・整理収納の資格と経験による片付け術に定評がある。商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。著書・監修書20冊以上、人気講師としてオンラインセミナーを開催。プロとして共働き主婦の目線から追求したメソッドが好評。

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新居のプランで優先的に計画しておきたいのが洋服収納。子供部屋や寝室が散らかる原因は、洋服が出たままになっていることが殆どです。繰り返し着たり脱いだりするうえに、かさばるので目につきやすく、そもそも収納が満杯で溢れているのかもしれません。憧れのウォークインクローゼットを造るなら、その位置と収納タイプを検討しておきましょう。


衣替えをする?しない?

無印良品の洋服収納

収納を増やせば服が増える。いたちごっこはエンドレス

その季節に合った服を出し入れのしやすい場所にしまうために、服の収納場所を入れ替える。それとともにシミやホツレをチェックして、洗濯やドライクリーニングをするなど手入れをするというのも、衣替えの目的の一つです。

ところが、手間がかかるから衣替えをしたくないという人が増えています。一方で、アイテムを組み合わせて年間を通して着るというコーディネートスタイルもあり、服の季節感が薄れているため、衣替えが不要になっているのも事実です。

そんな事情もあって、大容量のウォークインクローゼットを望む声が高まっています。個室には壁面クローゼットが備え付けられているケースが殆どですが、それだけでは手持ちの服が収まらない。そうなると季節外の服だけは、押入れや納戸といった第2の収納に頼らざるを得ません。そんな住宅事情もあって、新居ではオールシーズンの服を一カ所で収納したいと考えるのは自然な流れです。

とはいえ、ただ単に容量を増やせばいいというわけではありません。整理しやすい収納づくりが肝心です。
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