カーナビが充電スタンドを教えてくれる
電気自動車に対するもう一つの不安は、充電スタンド。いざ出かけたのはいいが、果たして途中で充電できるのか、家に戻ってこられるのかという不安だ。それに対しては、充電スタンドの検索機能とアイコン表示でサポートしている。横浜の日産本社付近で充電スタンドを探してみると「えっ、こんなにあるの?」というくらいに充電スポットがあってびっくり。
横浜市はEVに対するインフラ整備が進んでいて、「日産本社があるみなとみらい地区を含む西区が極端に多いのですが、このあたりは1.5キロに1基の充電スタンドがあるんです。地方からドライブにいらしたリーフのオーナーさんが、記念に日産本社で充電していくこともある」のだそう。
日産ディーラーネットワークが充電をサポート
今回、横浜から羽田空港方面へとドライブしてみたところ、多摩川を越えて都内に入ったとたん充電スタンドの数は減る印象。といっても、無いわけではないので、残量を気にせずにドライブできた。また、いざとなったら日産のディーラーネットワークがある。「日産のディーラーは全国に約2000の拠点がありますが、そのすべてで不通充電ができますし、一部では急速充電もできる」のだ。
それ以外にも、このサイトでもわかるように、充電スポットは幹線道路沿いを中心に、どんどん増加中。そんな増え続けている充電スタンドをくまなく探せるように「国内だと年に3回、4ヶ月に1回の頻度で、テレマティックスの情報センターから充電スポットの更新データを配信しています。とにかく、充電スタンドは急速に増えていて、情報は鮮度が大切ですから、更新データを配信する頻度の見直しを含めて、検討しているところです」とのことだ。
航続可能距離を超えても安心の検索機能
ところで、素朴な疑問。目的地が航続可能距離を超えた、さらに遠くにある場合はどうなるんだろうか。「リーフはフル充電で200キロ走行できますが、たとえば目的地が300キロ先の場合、目的地に向かって走り出してから充電スタンドを検索するメニューが出てきて、充電スタンドを簡単に経由地に設定できるようになっています。リストを並べ替えれば、急速充電のスタンドも探しやすいですから、航続可能距離を超えたドライブも安心」なんだそうだ。
この話を伺った時点では、iPhoneと携帯電話だけに対応していたリモート操作機能は、Androidのスマートフォンにも対応。エアコンや充電の設定、充電やバッテリーの状態の確認などがスマホ&携帯でできる。
EVならではの機能を搭載した日産リーフと専用カーナビ。今回の試乗で充電スタンドや航続距離の不安も、なんとなく払拭。また、今後の進化にも期待が持てる。僕のクルマの使い方だと十分に使えそうだし、クルマ自体もしっかりして乗り味がいいので、思わず欲しくなってしまった。
【関連サイト】
日産 リーフ