一人暮らし/人を呼べるインテリアのコツ

ラクで居心地いい。自分らしい部屋を作る3つの選択(3ページ目)

一人暮らしをしたらオシャレに暮らしたい。そんなふうに漠然と思い描いていても、それを形にするのは意外と難しいこと。気がつけば、いつもゴチャゴチャ、生活感にあふれ、オシャレとは程遠い部屋になってしまったというのも、よくある話。そこで、部屋作りやモノとの付き合い方でよくある疑問・悩みを3つの選択肢にまとめました。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド


良いモノを長く使うのがいい?
安いモノを使いまわすのはモッタイナイ?

■良いものを長く使うのは理想。でも……
家具

『いいものを長く』とよく言うけれど、それはライフスタイルがきっちりと固まっている人だからこそ言える場合も

こだわりを持って探したお気に入りのモノを揃え、それをていねいに手入れしながら、長く使うのは素敵なことです。そのときに値段が張るものであっても長く使えば、安いものを何度も買いかえるより、最終的にトクになることも多いです。

でも、一人暮らしの場合、その後短期間でライフスタイルが大きく変化することも少なくありません。例えば、今の暮らしに合わせて家具や家電などをこだわって買っても、結婚したら用をなさなくなってしまうこともあります。また、何より初めての一人暮らしの場合、モノ選びの経験ゼロ、もしくは不足していることがよくあります。

一人暮らし前に高いお金を出して良いものを揃えても、実際の生活にそぐわず使わなくなったというのは家電や調理器具などの購入によくある失敗。特に親御さんの意見を大きく取り入れて買い物をしたときに、そんな失敗も多いようです。家族向けと一人暮らし向けではモノの選び方が違います。

■一人暮らしには安物買いもアリ!
キッチンアイテム

特にキッチン回りはライフスタイルとともにモノが変化しやすい。一人暮らしなら100円グッズだけでも事足りてしまうことも

インテリアに漠然とした憧れはあるけれど、具体的なイメージはつかめていない。これから学校や仕事が始まるので、どんな生活になるのか想像しにくい。そんな人は最初から自分の暮らしに合った良いものを探すというのは決して簡単ではありません。一人暮らしの定番と言われるものを「とりあえず」買わざるを得ないこともあります。また、初期費用を節約するためにも、最初は安いもので我慢するというのもアリでしょう。

初めての一人暮らしには失敗がつきもの。買い物だって「この部屋には大きすぎた」「可愛いと思ったけれど、部屋の雰囲気に合わなかった…」といった失敗を重ねているうちに、だんだんと上手くなっていきます。でも、大きな買い物の失敗はお金の無駄にもなるので、最初から買いすぎない、揃えすぎないことも意識して。部屋をすべてこだわりのもので揃えるのには、当然時間もかかります。少しずつ吟味しながら選び、揃え、焦らず部屋を作り上げていきましょう。

一方、一人暮らし歴も長くなってきたら、モノによって安物買いを避けるのも賢明なこと。「とりあえず」選んだモノに囲まれて暮らすのも寂しいものです。好みやライフスタイルが明確になってきたら、自分の暮らしに合うものという視点からモノ選びをしてみてはいかがでしょうか。

自分の暮らしを自分で作ろう

何もかも自分の思い通りにできる一人暮らしの部屋。でも、その「思い」が自分でもよくわかっていない人がいます。

「思い描いていた一人暮らしとは違う」「暮らしにくい」「居心地が悪い」「なんだかよくわからないけど、気に入らない」と思ったら、自分が「どんなモノが好きなんだろう」「どんな収納をしているんだろう」「どんなモノ選びをしているんだろう」と振り返ってみませんか。自分の暮らしは自分で作る。そんなふうに思っていると、一人暮らしはもっと楽しく、あなたの部屋はもっと居心地よくなるのではないかなぁ、と思います。
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で一人暮らし関連の商品を見るAmazon で一人暮らし関連の商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます