一人暮らし/人を呼べるインテリアのコツ

ラクで居心地いい。自分らしい部屋を作る3つの選択(2ページ目)

一人暮らしをしたらオシャレに暮らしたい。そんなふうに漠然と思い描いていても、それを形にするのは意外と難しいこと。気がつけば、いつもゴチャゴチャ、生活感にあふれ、オシャレとは程遠い部屋になってしまったというのも、よくある話。そこで、部屋作りやモノとの付き合い方でよくある疑問・悩みを3つの選択肢にまとめました。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド


モノのある暮らしが便利?
持たない暮らしがいい?

■便利なモノも使いよう
キッチン

キッチンアイテムには次々と新しい便利グッズが登場。でも、ちゃんと使いこなせなければ、部屋を狭くする要因になるだけ

「これさえあればオシャレに」「これひとつで家事がラクラク」などと、魅力的なコピーを謳った商品が次々と登場します。例えば、私もガイド記事でおすすめしているスチームケース(参考『スチームケースで楽々&旨々ひとりご飯』)。これひとつで様々な料理ができ、電子レンジを使って調理時間も短縮。確かに便利なもの。なければないで料理を作ることはできますが、簡単に美味しいものができると聞くと、つい惹かれてしまうものです。

でも、新たなモノを買うのには当然お金がかかり、買えばモノが増えます。モノが増えれば、それを収納するスペースが必要となり、それを管理する手間がかかります。新しいモノを使いこなすためには、調べたり試したりする時間も必要です。一見モノを持つことで便利になったようでいて、時として暮らしをより面倒に複雑にし、また無駄なものを抱え込んでいることもあります。

特に注意したいのが、モノを買うだけで満足してしまう人、流行りモノが大好きな人。気がついたら部屋がゴチャゴチャしてしまうのは、使いこなせていないモノに部屋のスペースを奪われているからではないでしょうか。

■一人暮らしとシンプルライフ
シンプルライフ

モノに頼らず知恵で暮らせればいいけれど、今すぐにそれができますか? できるようになる前に生活が滞ってしまうかも!?

便利なモノがあふれる一方、シンプルライフにも注目が集まっています。今までそれがなくとも問題なく暮らしていけたのに、「家事が楽になる」「便利」「簡単」「オシャレ」などと言われると欲しくなってしまうのは、魅惑的なキャッチコピーに流されているだけ。あるもので工夫して暮らせば、お金は使わずに済みます。狭い一人暮らしの部屋にモノを増やしてしまうこともありません。モノが少なければ、片付ける手間も減りますし、整理整頓に苦労することも少ないでしょう。

ただし、モノに頼らずとも豊かに暮らすためには、知恵や経験が必要です。これまで家事の経験もほとんどなく一人暮らしを始めた人にとっては、それらを身につけるよりも、お金や道具で解決した方が早いと感じることもあるでしょう。特に家事の力は一朝一夕につくものではないので、モノに頼るのも時と場合によっては必要です。

「買わない」「持たない」と思い込みすぎることも損をする場合があります。例えば、キッチンのコンロが一口しかない人が、先に紹介したスチームケースを買ったら、火を使わない料理のレパートリーが増えて、自炊の習慣がつく場合もあるでしょう。

また、暮らしにゆとりやうるおいを生むアイテムを持つことは、実用に足りるだけではないメリットもあります。モノが少なくてシンプルだけれど、そっけない印象を受ける部屋は、例えば気に入った観葉植物を一点置くなどするだけで、個性のあるインテリアに変わることがあります。

次は、高いけど良いモノとすぐ買える安いモノ。あなたなら、どっちを買いますか?>>
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