お気に入りの部屋を作るためには、まずは自分自身をよく知ることが大事。自分のライフスタイルや性格に合う部屋でなければ、居心地もよくないし、維持するのも大変です。
そこで、部屋作りやモノとの付き合い方でよくある疑問・悩みを3つの選択肢にまとめました。自分の部屋が気に入らない原因がそこにないか、今までのやり方が自分に合ってないのではないか、そんなふうに振り返ってみるきっかけとなり、はたまた自分の部屋をもっと好きになる手がかりとなれば嬉しいです。
『見せる収納』がいい?
『隠す収納』がいい?
■一手間必要な『見せる収納』『見せる収納』は素敵。でも、この棚に自分の手持ちのモノをオシャレに見せるよう置けますか?
ただし、飾っているつもりが、見せながら収納しているつもりが、ゴチャゴチャや生活感の元にあることもあります。見せる収納にはセンスやテクニックが必要。いくらよく使うアイテムやお気に入りのアイテムばかりでも、テイストが異なるものが並んでいては決して素敵には見えません。また、ただ並べるだけでは、単なる物置き。美しく『見せる収納』をするなら、意識してモノを選び、見た目を考慮しながら、ていねいに配する心配りがあります。
さらに、モノを出しておくと、掃除の手間が少し増えます。ホコリをかぶりやすくなるし、棚の上にモノが並んでいれば、さっと拭くだけでもどかしたり、よけたりしなければなりません。取材等でお邪魔した一人暮らしさんの部屋でも、一見オシャレにモノが並んだ棚の上、よく見るとホコリだらけ……というケースも結構ありましたよ!?
■『隠す収納』は詰め込み注意
『隠す収納』の方がハードル低。でも、なんでも詰め込めばいいってわけではないし、スペースには限りがあります
モノを飾ることに憧れはあっても、いざ並べてみるとしっくりこなかったり、一度並べたらそれきり、ホコリだらけで管理しきらない人もいるでしょう。そんな人は見せるより隠す。とびきりオシャレな部屋にはならないかもしれませんが、掃除もしやすく、すっきりとした居心地のいい部屋になることには違いありません。
ただし、一人暮らしの部屋は収納スペースが狭いこともあり、なんでもしまいこめるわけではありません。よくありがちなのが、見えないところにどんどん押し込んで、一見キレイだけれど、実は何がどこにあるのか本人も把握していないケース。ただ隠しただけで満足してしまいがちなのが『隠す収納』の落とし穴。隠すためには、収納スペースに対するモノの量のコントロールが必要です。
次は、モノのある暮らしと持たない暮らし。あなたはどう考えますか?>>