部屋探しの8割はインターネットから
インターネットから始まるお部屋探し
それも不動産会社のサイトで探すより先に、グーグルなどの検索機能を使って、いくつかのキーワードを打ち込んで検索してみるのが普通です。このとき打ち込まれるキーワードには、入居者のニーズが端的に表れています。
たとえば「賃貸マンション」「文京区」と2つのキーワードを入力したとすると、この人の部屋探しの条件の一番目は住む地域であり、文京区あたりで部屋を探していることがわかります。
単身者の多くは、「住みたい街」を検索のキーワードとしています。それも女性の場合、自由が丘や代官山といったおしゃれで若い人に人気の街をキーワードにする場合が多くなります。その後に「賃貸」「格安」といったキーワードが入ってきます。
ファミリーの場合、検索キーワードが「子育て」だったり「有名中学校」かもしれません。そうしたキーワードで検索した場合、「子育て向き」「○○中学そば」といったPRをしている物件が引っかかったりします。あるいは「安全」であれば、建物や地域の安全性をうたっている物件がヒットします。
このようなインターネット検索におけるキーワードの動向をリサーチすることも、空室対策における重要なマーケティングのひとつです。
部屋探しを始めた人の多くが、インターネット検索によって家賃の相場や典型的な間取り、駅からの距離による価格の違いといった予備知識を得て、本格的に部屋探しを始めるのです。オーナーさんの場合、インターネットについてはやはり世代間ギャップがあるようで、こうしたデータを知ると「そこまでインターネットが中心になっているのか」と驚かれる方が多いようです。