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被災地の手仕事を応援しよう!(2ページ目)

東日本大震災の被災地では、被災した人が、仮設住宅や借り上げ住宅に移り、復興に向かって様々な支援活動が行われています。その1つとして、注目したいのが被災した人たちの仕事を創出し、自立するための手仕事。こういった手仕事が生まれることで、被災地にどんな変化をもたらすのでしょうか。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

被災地で盛んなミサンガ作り

被災した各地域で盛んなのはミサンガ作りです。魚の網を使ったものや、ビーズを一緒に編み込んだものなど、様々な種類が発売されています。

特に人気が高いのが、「三陸に仕事を!プロジェクト」で作られている浜のミサンガ、環(たまき)。定期的にネットや都内の岩手県のアンテナショップやセレクトショップなどで販売されています。

都内で購入することが可能なのは、Get Back Japan(ゲットバックジャパン)が支援している宮城県名取市の自立支援ミサンガプロジェクトで作られるミサンガ。杉並区役所や、区内の店舗などに置いてあります。

ミサンガはポルトガル語で、ビーズ製の輪という意味がありますが、身につけていて自然に切れたら願いが成就すると言われていますよね。ミサンガを1つ購入し、身につけることで被災地の復興を願い、支援を続けていますという私たちの意志を表すことができます。
 

購入に加えて道具も
支援できる大槌復興刺し子プロジェクト

岩手県大槌町では、京都市の国際協力NPO法人「テラ・ルネッサンス」が中心となり大槌復興刺し子プロジェクトという取り組みが行われています。刺し子は布に1針1針模様をさしていく日本の伝統的な手芸で、取り組んでいます。大槌町の鳥であるカモメをモチーフとした「かもめふきん」「かもめコースター」の2種類を被災した20~80代の女性たちが作っています。

できあがった製品を買うことで支援することができるのはもちろんですが、大槌町復興刺し子プロジェクトでは、飛騨高山 飛騨さしこ本舗という刺し子糸を取り扱っているメーカーが、一口300円の寄付を募り、プロジェクトに糸を提供するという取り組みも行っています。買うだけではなく、製作に必要な道具を支援することも可能な素敵な取り組みです。
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