洗濯機・洗濯乾燥機/洗濯機・洗濯乾燥機関連情報

2011-12年・洗濯乾燥機の新製品トレンド(2ページ目)

2011年に発売されたドラム式洗濯乾燥機の新製品について、各メーカーが力を入れているポイントをまとめました。特に、今まで寸法的な理由でドラム式が置けなかった人、必見です!

執筆者:戸井田 園子

コンパクトなドラム洗乾がさらに進化!~パナソニック・プチドラム

パナソニック・プチドラム

タテ型よりコンパクトに見える「プチドラム」(写真中央)

いち早く、ドラム洗濯乾燥機のコンパクト化に着手したパナソニック。マンションサイズの洗濯機スペースにもスッキリ納まる「プチドラム」は、ドラム式が欲しいけれどスペース的に置けないというニーズを反映して開発され、若い世代を中心に支持を集めています。

新製品は「エコナビ」を新たに搭載。洗い工程で衣類の量や水分の抜けやすさを検知し、水分が抜けやすい時はすすぎの水量を削減したり、脱水時間を短縮するなど、自動で最適な運転に調整。また、乾燥行程でも、ドラム内の温度で乾燥具合を判定して最適な運転をします。これらの「エコナビ」運転で、消費電力量を最大約7%・使用水量を最大約6%、削減しています。

パナソニック・プチドラム

半乾きにすることで、部屋干し時間を短縮する「部屋干しコース」の解説(※画像:メーカーリリースより)

興味深いのが「部屋干しコース」。通常の洗濯をして部屋干しした場合、乾くまでに19時間かかるところを、半乾きに状態にすることで6時間で乾かすコース。メインターゲットとなる30代が、夜に洗濯をして部屋干しする人が多いことから開発したとのこと。部屋干し最大の問題は、生乾きの臭い。乾くまでの時間が長いほど、イヤな臭いがする傾向があるため、短い時間で乾くことは、洗濯物の部屋干し臭を抑えるメリットがあります。また、干す時間が短くなれば、夜干した洗濯モノを翌朝には取り込めるのも魅力のひとつと言えるでしょう。


 

メインターゲットとなる30代にとって、乾燥機能は重視したいポイント。ガイドは、コンパクトかつ本体価格を手頃にするため、省エネ性の高い「ヒートポンプ乾燥」を非搭載にしたことを残念だと思っていました。しかし、完全乾燥に比べコストを抑えつつ、短時間で乾かすことが可能になる「部屋干しコース」は、ヒートポンプ非搭載でも、その弱点を見事に補っています。また、吊るし干しであれば乾燥シワの問題も軽減されるというメリットもあり、実用的な提案だと感じました。

参考:メーカー製品サイト
参考:ニュースリリース 

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