拡がりを見せてきている払込免除制度
保険料を払込免除できる保険が増えている
不慮の事故で身体障害状態になった場合の払込免除制度は、以前から多くの保険商品に設定されていましたが、最近は特定疾病による保険料払込免除についても、設定可能な商品が拡がってきています。収入保障保険に付いている場合や、がんになったら保険料払込免除になるようながん保険もあります。所定の介護状態になったら保険料払込免除になる介護保険など、保険料の払込みが免除となる要件についても拡がってきています。また、住宅ローンを借りる際に加入する団体信用生命保険においても払込免除付きの商品が増えてきています。
ただ、中には保険料の払込免除が全くできない保険もあります。支払う保険料を加入時に全て支払う一時払い終身保険や、一時払い個人年金保険などは、加入後に身体障害状態やがんになったとしても、既に全額払い終えている為、免除してもらう保険料がないからです。保険料の払込期間が短い保険契約についても、払込免除制度があったとしても早期に払い終えてしまうので、実際に免除される確率はかなり低そうです。
保険料払込免除は手続きが必要
保険料の払込みを免除してもらうには、約款に記載されている免除事由に該当する必要があります。そして、払込みが免除される状態になった時は、保険会社へ請求書類の提出が必要になります。自動的に免除されるわけではありません。いざと言う時に請求のし忘れを防ぐためにも、この機会に約款を読んで内容を確認しておきましょう。
【関連リンク】
・ 地震により被災された方への生命保険会社の対応
・ 生命保険・医療保険の震災による免責について