生活スタイルに合わせて変化する寝室プランへリフォーム〈新婚向け間取りのコツ-3〉
新婚時代を幸せに暮らすために大事なポイントとなるのが寝室の間取りです。下は、アメリカの輸入住宅のベッドルームの写真です。欧米では夫婦の寝室に大きなボリュームが置かれていて、ただ寝るだけではなく、夫婦がより快適に過ごせるよう、様々な工夫がこらされています。ベッドの脇に夫婦のためのミニリビング。子どもが小さなうちは子ども用のベッドが置ける(輸入住宅に学ぶリフォーム! アメリカンなインテリアより)
注目したいのが寝室の広さです。ギリギリの面積で計画するケースを見かけることも多いのですが、広めにしておくと、子供が小さいうちはベビーベッドを置いて、個室を持つようになったら夫婦のためのミニリビングにするなど、生活スタイルの変化合わせて使い勝手も変えていくことができます。
真ん中に引き戸を付けられるようにしておけば、エアコンのオンオフでの喧嘩も無くなる(モデルハウスに学ぶ!大人になっても使える子ども部屋より)
また将来は、夫婦それぞれの部屋でゆっくり眠りたいと思う日がくるかもしれません。実際にリフォームでも多いのが、夫婦の寝室を分けたいというもの。夜遅くまでベッドで本を読みたい、エアコンのオンオフでケンカをしてしまうなどの理由で、ちょっと間仕切りたいという要望は意外と多いのです。
そんな際も、寝室を少し広めにとっておけば、後で真ん中に引き戸を取り付けることができるなど、いつでも気軽に部屋を分けることができるようになります。
新婚時代の幸せはそのままに、暮らしに柔軟に対応すリフォームを
人の生活スタイルは都度変化し、それに伴って快適に暮らせる家の形も変わります。特に若いうちは暮らし方の変化が短期間で訪れることもありますので、壁を作ってしまうより、パーテーションや家具を上手に使って、間取りをいつでも変えられるようにしておくのがオススメです。新婚時代の幸せを長く続けるためにも、暮らしの変化に柔軟に対応できる家にしておきましょう。簡単な間仕切りリフォームで、リビングとダイニングキッチンを2つに分けたり広々とさせたりするアイデアは下記で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
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