若い家族に人気の明るいナチュラルインテリア
リビングには、スウェーデン独特のファールンレッドをモチーフにしたIKEAの赤いソファ
IKEAインテリアでコーディネートした子供部屋。収納家具も可変性を考えている
当日は、IKEA港北に勤務するスウェーデン人コミュニケーション&インテリアスペシャリストのアダム・ケレステス氏がインテリアやその背景にある文化について説明してくれました。
スウェーデン独特のファールンレッドをモチーフに
「白を基調に軽やかな明るいデザインとしました。イケアの赤いソファや赤いシェードランプ、子供部屋にも赤いチェアやダストボックスが置かれていますが、赤はスウェーデン人にとってとても懐かしい色なんです」スウェーデンでは古くダーラナ地方を中心に銅の産地で、その銅の色(ファールンレッド)を家の壁に塗っていたのだとか。今も赤茶のファールンレッド色の壁に白い窓枠の可愛い家がたくさんスウェーデンにはあります。2階は主寝室と子ども部屋。将来の間取り変更に対応するため、構造壁はすべて外周で確保しているため、子どもや家族の成長に合わせて部屋の壁も変更できそうです。SAKITATEの特徴である2階バスルームとし
「スウェーデン人は家具も住まいも人生の一部として愛しているんです」と語るIKEA港北コミュニケーション&インテリアデザインスペシャリストのアダム・ケレステス氏(右)
アダム氏によると、今回の家具はフレキシブル性にも配慮しているとか。「シンプルで機能的な家具はレイアウトチェンジも容易ですし、住まい手がお気に入りのテキスタイルやデコレーション、コレクションの品々を加えていくことで自分スタイルが表現できます」
「子ども部屋の間仕切り家具は縦にも横にも置き方を変えることができ、子どもも自発的に自分のスタイルを作っていけるようにしました。ベーシックカラーがクリーンでナチュラルなので、幼児のおもちゃを置いても趣味のコレクションを置いても、いつの時代も自分スタイルを表現できるんです」
「スウェーデン人はイスもソファも雑貨も、人生の一部として愛している」といとおしそうに家の中の家具を眺めるアダム氏の言葉が印象的でした。